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PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE

着ることを自由に

プリーツの布をひとたびまとうと、人の体は自由に動き出す。
プリーツ プリーズという魔法の服が生まれてから30年。
進化し続ける服とともにセレブレーションしたい!

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PLEATS PLEASE ISSEY MIYAK
着ることを自由に

プリーツの布をひとたびまとうと、人の体は自由に動き出す。プリーツ プリーズという魔法の服が生まれてから30年。 進化し続ける服とともにセレブレーションしたい!

長澤まさみ

(俳優)

6、7年前に購入した黒のトップスを愛用しているという長澤まさみさん。ひと目惚れして買ったアイテムのスタイリングを披露してもらった。

「ショップでハンガーにかかっている姿がチャーミングだなと思い、着てみるととても立体的なシルエットに。そして床に置くとフラットなハート形になる、と印象がどれも違ったんです。一体、この服はどうなっているんだろう?というのがプリーツ プリーズを初めて手に入れた日の驚きでした。小学生の頃、地元のデパートで扱っていたので、その存在は知っていましたが、素敵な大人の女性が着る服という印象だったんです。でも、自分が実際に手に入れてみて、これはアートを着るということなんだと感じていますね」

自身のワードローブを選ぶ際は職人たちのアルチザンに惹かれて買うことが多いと長澤さん。

「これは長く着ていますが、プリーツがまったく崩れることもないです。仕事柄、出張が多いので一枚きれいな服を持っていきたいなというときも、小さく畳めてシワにならない。洗えるので、これをトランクに入れておけば安心。普段はデニムに合わせることが多いのですが、カーゴパンツと合わせるのも今年らしいなと思っています」

 

Masami Nagasawa
●静岡県出身。1987年生まれ。近作に『MOTHER マザー』(’20)、『コンフィデンスマンJP 英雄編』(’22)、『百花』(’22)など映画、ドラマに多数出演。話題沸騰のドラマ「エルピスー希望、あるいは災いー」はNetflixなどで配信中。また、最新出演映画『ロストケア』が全国公開中。

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井関佐和子

(舞踊家)

井関佐和子さんがイッセイ ミヤケのプリーツと初めて出合ったのは90年代初頭、ヨーロッパでのこと。ウィリアム・フォーサイスのフランクフルト・バレエ団が衣装として採用した演目を観たことがきっかけだ。

「オランダにいた私はまだ10代でしたが、素晴らしいダンサーたちがプリーツの服を着て踊っている姿が忘れられません。自分で着るようになったのは30代になってから。自分たちの作品でプリーツ プリーズを着用したことがあるんです。本当に踊りやすいし、衣装スタッフもこんなに手入れが楽な服があるなんてと大喜びでした。今日のノースリーブドレスは2016年の撮影で着用して以来、好きなもの。シンプルなのに表情が豊か。だからこそ、いっそジュエリーもつけずに、一枚でサラッと着たいですね」

 

Sawako Iseki
●高知県出身。16歳で渡欧。ヨーロッパの第一線の舞踊団を経て、2004年に日本初の劇場専属舞踊団Noism Company Niigata結成メンバーとなる。国際活動部門芸術監督としても活動中。令和2年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
Instagram: @sawakoiseki

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渡邉香織

(イラストレーター)

コロナ禍になる2年ほど前の夏、プリーツ プリーズ青山店を通りがかったとき、ショップスタッフの歩く際のシルエットの美しさに惹かれ、深い水色のワイドパンツを購入したという渡邉香織さん。実際にはいてみると、締めつけがなく着心地は抜群、繊細で鮮やかな色にも魅了され、さらにパンツを2枚、買い足した。

「シワがつかないので、旅の相棒です。飛行機の中はもちろんですが、ちょっとしたディナーにも最適」と語る。普段はキャミソールと、きちんと着るときはタートルネックとコーディネート。スリット入りのトップスとの組み合わせは、プリーツがきれいに見えるため、特にお気に入り。

「形や色を引き立てたいので、スタイリングするときはセンシュアルなアクセサリーで引き算します。今はブルーのワンピースを愛用中です」

 

Kaori Watanabe
●foxco (フォクスコ) 名義で、ロンドンと東京を拠点に活動。メゾンブランドとのコラボレーションや2023-’24年秋冬パリ・コレクションへの参加など、ファッション界からのラブコールが絶えない。
Instagram: @foxco_kaori

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ピーター・アッシュ・リー

(フォトグラファー/モデル)

ニューヨークを拠点に活動するフォトグラファーのピーター・アッシュ・リーさんは、撮影時のユニフォームとしてオム プリッセ イッセイ ミヤケのパンツを愛用している。そこに、プリーツ プリーズの定番アイテムであるマダムTを合わせた。

「5年ほど前にロンドンで初めてプリーツ プリーズの服を見て、ユニークなデザインにひと目惚れしました。繊細で美しいのに、とても快適なんです。マダムTはストールとしても、チュニックとしても着られる汎用性の高さと、着こなしのバリエーションが豊富なところが気に入っています。ドレスアップのシーンにも便利だし、デニムとスニーカーでカジュアルに着てもいい。何にでも合うんです。また、撮影時にブランドを知らない人が必ず"それどこの? いいね!"と褒めてくれるのもうれしいですね」

 

Peter Ash Lee
●韓国生まれ、カナダ育ち。世界各国のモード誌、ブランドの広告、ミュージシャンの撮影などを精力的に行う。アジア系アメリカ人の多面的な経験にフォーカスするアート雑誌『BURDOCK』の編集長も務める。
Instagram: @peterashlee

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富田望生

(俳優)

「グリーンのシャツは一見するとスタイリングに取り入れるのが難しく思えますが、ジャケットみたいに羽織ると面白いんです。デニムや古着のTシャツと合わせて、いい抜け感が生まれますよね」

ファッションが大好きな富田望生さん。二十歳を目前に、自分で好きなものを買ってみようと思ったタイミングで出合ったという。

「私の場合、買ったときに着なくても、熟成させて何年後かに着始めることが多くて。プリーツ プリーズの服は、まさに今の自分に合うんです。すごく粒が立っていて、いい意味で浮いているというか。カジュアルなスタイリングの中に一枚差し込むだけで、服のひとつひとつが浮き出てくるような気がしています。アクティブに動いてもストレスなく、かつきれいなままですし、いいとこ取りな服ですよね」

 

Miu Tomita
●福島県出身。2000年生まれ。2015年に映画『ソロモンの偽証』でデビュー。現在、NTV系列ドラマ「だが、情熱はある」毎週日曜22時30分〜23時25分OA、NHK for School ETV「ズームジャパン」にレギュラー出演中。

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朝吹真理子

(作家)

朝吹さんの記憶に残っているのは、プリーツ プリーズを粋にまとう女性たちの姿だったと語る。

「故人のお別れ会だったと思うのですが、大叔母がトップスとロングカーディガン、ロングスカートというライトグレーのセットアップを着ていたんです。その姿がとてもきれいで、あとから、あの服はプリーツ プリーズというのだと知りました。そこから自分でも着てみたいと思ったのは、だいぶたってから。夏場に友人が気負わずに着ている姿を見たのがきっかけですね。彼女が動くたびにふわっと風が服のなかに入って、揺れる姿が美しかったんです。そこで、夏用にと黒のセットアップを購入。冷房は苦手なので、エアコンをつけずに夏場に机に向かって原稿を書いていると、汗をかくことも多くて。1日に2回着替えることもあり、簡単に洗えるところに魅力を感じました」

体とテキスタイルとが織りなす関係性も朝吹さんは絶妙だと感じているのだそう。

「袖をちょっとたくし上げると変化するように、自分の体のバランスに合わせてボリュームを調節できて素敵です。このパンツはぴたっと肌に合うところもあったり、ふわっと体に風が通るところもあったり。そのシルエットが心地よいですね」

 

Mariko Asabuki
●1984年東京都生まれ。2009年、「流跡」でデビュー。2010年、同作で第20回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を最年少受賞。2011年、「きことわ」で第144回芥川賞を受賞。近刊に小説『TIMELESS』(2018)、エッセイ集『だいちょうことばめぐり』(2021)などがある。4月25日、東京日仏学院で行われる『マティス展』のイベントに参加。

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色とりどりの新作をまとった人々が自由に、
ハッピーに躍動!

リズムを刻みながら歩いてくる人々。空間上に楽譜のように配置された服を通過すると音が奏でられ、まるでプロダクトと体が自由なセッションを行なっているよう。分岐していた道はやがて大きなラウンドアバウトになり、人々が奏でる音もいつしかひとつの音楽になる。服をまとう喜びと楽しさに満ちたムービーとともに、30周年をお祝いしよう。