伝統と革新をめぐる、ルイ・ヴィトンの「旅の真髄」のカバーイメージ
「15年先の未来も一緒に」

A Letter from Louis Vuitton

伝統と革新をめぐる、
ルイ・ヴィトンの「旅の真髄」

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「15年先の未来も一緒に」
A Letter from Louis Vuitton

伝統と革新をめぐる、
ルイ・ヴィトンの「旅の真髄」

SPUR35周年、SPUR.JP15周年のアニバーサリーを記念し、時代を超えて愛され続ける名品と、そこに宿る豊かな物語を紐解いていく。連載第2弾は、数々の名作バッグを誕生させてきたルイ・ヴィトンの軌跡。貴族の旅行鞄職人であった初代ルイ・ヴィトン。その伝統を引き継ぎ、クリエイティブかつエレガント、そして実用的なものづくりを貫くメゾンのエスプリをなぞりながら、まだ見ぬ冒険旅行へと出かけよう。

メゾンの歴史を物語る、
はじまりのバッグ「GO-14」

ニコラ・ジェスキエールがルイ・ヴィトンのウィメンズ アーティスティック・ディレクターに就任後、ファーストコレクションにて発表したバッグが、この「GO-14」だ。バッグの名前の由来は、ジェスキエールの名と、コレクションが開催された年と月を記した「Ghesquière October 2014」をコード化したもの。2023年には、この記念すべきバッグが進化してカムバック。パッド入りの柔らかなラムレザーに、メゾンの初期のトランクの内装にほどこされていた、ひし形の格子模様“マルタージュ”があしらわれている。オーバーステッチをほどこすことで、弾力のあるしなやかな感触と、モダンなフォルムを強調。

バッグ「GO-14 MM」〈H16×W23×D10cm〉¥1,039,500、トップ(参考商品)、パンツ¥356,400(参考価格)、サングラス¥104,500/ルイ・ヴィトン クライアントサービス(ルイ・ヴィトン)

メゾンのレガシーを引き継ぐ、
独創的なドレスコード

ニコラ・ジェスキエール就任10周年を迎えた2024年。「旅」と「冒険」という、メゾンのコードを重んじながら、パリジャンのスピリットをベースに、異なる要素を大胆にミキシングさせるニコラ・ジェスキエール独自のスタイルを築き上げてきた。今季は、“ヴィンテージ”のコードを融合させ、ボリュームを重ねながらも軽やかなシルエットを生み出した。柔らかく、しなやかなラムレザーでグラフィカルなカラーブロックに仕立てたジャケット。たっぷりと寄せたギャザーが、ボディと両袖を流れるようなボリュームで包み込む。スカートは、軽やかなシルクモスリンを対照的なトーンで2段に重ねている。素材とボリュームの妙に、ジェスキエールらしいモダニズムを宿す。

ジャケット¥973,500、ビスチェ¥467,500、スカート¥858,000(すべて予定価格)、シューズ¥205,700/ルイ・ヴィトン クライアントサービス(ルイ・ヴィトン)

誕生から128年、
進化する「モノグラム」

メゾンを象徴する「モノグラム」が誕生したのは1896年のこと。メゾンの創業者、ルイ・ヴィトンのイニシャル「L」と「V」に、3種のフラワーを組み合わせた革新的なモチーフは、2代目のジョルジュ・ヴィトンのデザインによるもの。1959年には、キャンバス表面を特殊コーティングした、現在の「モノグラム・キャンバス」が開発された。防水に優れ、傷にも強く、機能性とバリエーションに富んだデザインは、「モノグラム」誕生から120年以上の時が流れた今もなお、世界中の人々を魅了し続けている。

上から時計回りに モノグラム・キャンバスにヌメ革のトリミングをほどこした「クロワッサン」に、同じモデルをミニチュアサイズに仕上げたチャームをセット。バッグ「クロワッサン」〈H15×W25×D5cm〉¥497,200・2024年春夏コレクションのランウェイで、オープニングを飾ったショルダーバッグ。ゴールドカラーのパドロック(錠前)がアクセントに。バッグ「ポシェット・ティレット MINI」〈H12×W22×D5.5cm〉¥283,800・エンヴェロップ型のフォルムにスナップをあしらって。ウォレット「ポルトフォイユ・ヴィクトリーヌ」〈H9.5×W12×D2.5cm〉¥79,200・ハイキングからインスピレーションを得たバッグは、フロントに配したバックル付きポケットや、さまざまな持ち方ができる機能性を兼ね備えた。バッグ「エクスキュルシオン PM」〈H23×W21×D10cm〉¥478,500/ルイ・ヴィトン クライアントサービス(ルイ・ヴィトン)