日本をはじめ、今注目されている韓国や中国といったアジア人デザイナー発のブランド。今回はファッション上級者が愛用するお気に入りのアジアンブランドを使用したスタイリングを見せてもらった。着こなしの幅が広がる実用的なテクニックをぜひ参考にしてみて!
ストリートなムードのなかに品を漂わせて
ブルゾン/レディ ボリューム ニットカーディガン、フーディ、デニム/タイレ バッグ/マージ シャーウッド キャップ/ウアロン シューズ/ピエール アルディ
ステディ スタディ PR 川村詩織さん (@shiorikawamura_ ) 「今回はシューズ以外をすべて韓国ブランドにしました。レディ ボリュームのヴィーガンレザーアイテムは、質感やシルエットが今っぽくかつリーズナブル! ニットカーディガン、フーディ、デニムはサステイナビリティに力を入れているユニセックスブランド、タイレのもの。バラクラバとしても使えるフーディなど、どのアイテムもひと癖あるデザインが特徴的です」と川村さん。ストリートなムードながらも品が漂う絶妙な色合わせがポイントだ。
「バッグはマージ シャーウッドのもの。コンテンポラリーさとヴィンテージ感の両方を兼ね備えていて、デザインもカラーバリエーションも豊富です! 韓国の人たちはあまり重ね着をしない印象ですが、あえてここは日本人っぽく、好きなアイテムを組み合わせながら同系色でまとめることで、スッキリ感を演出してみました」。
トップス/PH5 オールインワン/ロウ クラシック ブルゾン/ボッター シューズ/サイモンミラー×メリッサ ウォレットバッグ/メゾン マルジェラ ピアス/オールブルース
スタイリスト 矢内麻友さん(@mayu_yauchi ) 「最近はテクノロジーとエシカルな考え方が生み出すニットウェアブランド・PH5が気になっていて、こちら の『SPUR』1月号の別冊付録で西野七瀬さんをスタイリングさせて頂いた時にも使用しています! 独特の色彩やパターンが特徴的で、着心地もとてもいい」と話すのはSPURお馴染みの敏腕スタイリスト矢内さん。パキッと鮮やかなブルーのニットと、柔らかな印象のイエローのダウンのカラーバランスがなんとも絶妙。
「韓国ブランドのロウ クラシックのオールインワンのインナーに、近頃はカラフルなアイテムを合わせて遊んでいます。これはジップで着脱もラク! 撮影から子どもと外遊びをするときまで、デイリーユースにうってつけです」と矢内さん。最近のムードに関しては「テック感とスポーティ要素があるものや、カラフルなアイテムが気になっています」と教えてくれた。
ベスト/テアトラ ネックストール/メゾンドリリス ポーチ/イッチ アームウォーマー/レイ ビームス
ビームス プレス 藤井早希子さん (@yuzusakko ) モノトーンと色をうまく組み合わせた藤井さんのスタイリングは、今っぽいムードを放ちながら大人のシックさを表現したい人にうってつけ。「今回はすべて日本ブランドでスタイリングをしました。機能性とデザイン性に優れたアイテムが好きなので、メイドインジャパンにこだわったブランドを選定しています」。
全体的に黒を基調としながらも、ロゴ入りのロンTにアームウォーマーを合わせたり、スタイリングのポイントとなる小物をうまく取り入れたりと、藤井さんらしいセンスが光るコーディネートに仕上げている。「やっぱり今回のスタイリングのポイントはカラーリングかなと思います。落ち着きすぎず、ポップすぎないいい塩梅を狙いました」と藤井さん。
ジャケット/MASU ドレス/ガニー シューズ/トーガ プルラ バッグ/CFCL
フラワーショップ勤務 早崎円馨さん(@madokahayasaki ) 「Eu e eles(エウ エ エリス)というスマートフォンケースブランドのショルダーストラップを、日本ブランドのCFCLのニットバッグにカスタムして付けています。コーディネートのアクセントになる太い編みの紐がお気に入り。おしゃれな人たちから、可愛いと褒められる率が高いです!」。アニマル柄のドレスを主役としたスタイリングにブルーのバッグを合わせることで、グッとモードな印象に。
「虎柄のワンピースはエッジィながらもシフォン素材なので、柔らかさも演出してくれます。白のレザージャケットを羽織って、甘辛ミックステイストに仕上げました。最近はメンズアイテムを購入することも増えてきたので、コーディネートのどこかにフェミニンなアイテムを取り入れるようなバランスを大切にしたいです」。