モードの巨人、クリスチャン・ディオールがその翼を休めたシャトーがグラース近郊にあるという。南仏の別荘、ラ コル ノワール城。自らの美学にのっとって庭園をデザインし、修復を施し、内装を整えただけでなく彼は広大な領地でブドウを栽培し、そしてバラを育てた。5月、ムッシュ ディオールに導かれるように、かの地を目指して旅に出た。偉大なクチュリエが素顔の「クリスチャン」へ戻った穏やかな時間に思いを馳せながら、邸宅や畑を歩き、また名香「ミス ディオール」の神髄であるグラースのバラに触れ、確信したのは自然と花々を、大地の恵みを愛する純粋な心。その足跡の先に巡り合ったまったく新しい「ミス ディオール」の秘密について、語りたい
ミス ディオールを探して ~グラース、世にも芳わしい旅へ~
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