会場は全面黒の幕で覆われ、暗闇の中で発表されたLOEWEの最新コレクション。日本からは本田翼さんが初のパリコレクションでロエベのショーへ。レースのカットワークが美しいクルーズコレクションのドレスで登場。ジョナサン・アンダーソンのスピリットに触れた。
オールブラックの会場はスリランカ人アーティストのライオネル・ウェントの写真作品から着想を得て、様々な蘭の花が妖艶かつドラマティックにデコレーション。ショー直後、ブランドの世界観を堪能した本田さんに感想を聞いた。
「今季はスカートやドレスが素敵なものが多くて、フロントローで見ていて、うわあ、着たい!って思いました。特に印象に残ったのはLOEWEのレザーアイテムの美しさ。スカートや、ドレスに用いられていて、そのシルエットがきれいだなあと。そしてチェックやドット、ストライプなどのパターンミックスも華やかでした。バッグも欲しいものがたくさん。特にクラッチバッグが気になりましたね」
ショー後にはデザイナーのジョナサン・アンダーソンとも対面。初のパリ・コレクションを楽しんだ。
ホワイトドレスから一転、
ブラックのパンツスタイルで展示会に訪れた本田さん
all photo by Koji Hirano
Editor's Eye
オールドハリウッドの女優のスタイルを連想させるクラシックな膝丈スカートや、ジャケット、ドレスといったアイテムが、テクニカルな素材、アシンメトリーなフォルムを採用することでコンテンポラリーにアップデートされた。ギンガムチェックやポルカドットといった柄の自在なミックス&マッチもプレイフルで、服を着る楽しみやときめきを感じさせるコレクションに。トーストモチーフのテンガロンハットやトートバッグ、猫形バッグも話題になった。