【LALIQUE】アートピースをまとう喜び

サテンクリスタルの魔法にかけられて

クリスタルガラスの最高峰メゾンとして世界に名を馳せてきた、ラリック。現在はその枠を超え、ライフスタイル全般をラグジュアリーに彩るメゾンとして多彩なコレクションを世界に発信している。この春、エントリーアイテムを中心とした新コンセプトの「マイ・ファースト・ラリック」が世界に先駆けて日本で始動。手に取れる真に上質なプロダクトの魅力を感じたい。

ルネ・ラリックのガラス作品に多大な影響を受けてきました。特に香水瓶はシンプルななかにラリックの技術が随所に見受けられます

—— 菊地絢女さん(造形作家)

芸術的な香水瓶のデザインでも有名なラリック。パーソナリティや気分とリンクするカラーと香りの新コレクション〈レ コンポジション パフュメ〉のボトルは1931年に発表した“ダンカン”に着想を得たアールデコ調。正面はサテンガラス、サイドはクリアガラスで香水の色を美しく引き立てて。

(右から)ジューシーな果実と甘い花々がやわらかなムスクに包まれたエアリーな香り。
レ コンポジション パフュメ ピンク パラダイス(100㎖)¥33,000

ネロリを核にバニラやアニスが美しく調和するグルマンノート。
同 スウィート アンバー(100㎖)¥33,000

爽快なシトラスにモスやパチュリがシプレーのアクセントを添えて。
同 エレクトリック パープル(100㎖)¥33,000/ラリック ジャパン(ラリック)

※すべて5月発売予定

洗練されたアールデコとコンテンポラリーデザインに、ルネ・ラリックのエスプリが今も息づいているよう

—— 柳田真樹さん(スタイリスト)

(上から)職人技が光るなめらかな曲線とボリューム感はラリックならでは。
カボションリング¥19,000

自然を愛したルネ・ラリックが得意とした花のオブジェ。マットとクリアのクリスタルガラスの対比が美しい。
アネモネ オブジェ¥15,000

1927-’28年のデザインをベースにしたコンテンポラリーかつエッジィなコレクション「1927」より。手首にモダンなアクセントを加える。
バングル「1927」¥43,000

ブラック&ホワイトの大きなペンダントトップがユニーク。
ペンダント「1927」¥38,000/ラリック ジャパン(ラリック)

※4月26日発売開始(伊勢丹新宿店のみ先行発売中)

日本からスタートする「マイ・ファースト・ラリック」

ルネ・ラリック――。ジュエリーや香水、芸術を愛する人でその名を知らぬ人はいないだろう。19世紀を代表するアーティストである彼こそが、現在、クリスタルガラスの高級メゾンとして知られる〈ラリック〉の創業者だ。神話や動物をモチーフにした精緻なデザインのジュエリーで成功した後、香水ボトルのデザインをきっかけにガラスを使ったアートを極めた。現在も彼が確立した圧倒的な職人技術と比類なきクリエイティビティを受け継ぐラリックは、クリスタルの装飾品をはじめ、ジュエリー、インテリア、アート、ワイン、フレグランスの6つの部門を展開するラグジュアリーなライフスタイルメゾンへと進化。創業130周年にあたる2018年には、フランス・ボルドーで400年の歴史を誇る自社ワイナリーとコラボレーションしたホテル「シャトーラフォリペラゲ」を開業した。

この春には、エントリーアイテムを中心とした新コンセプトの「マイ・ファースト・ラリック」が世界に先駆けて日本で始動。デイリーに取り入れられるラインナップが充実する。モードな人こそライフスタイルも美しいもの。アーティなラリックのアイテムで心躍る新生活を始めたい。

ラリック銀座本店が4月26日(金)にグランドオープン

「マイ・ファースト・ラリック」で生まれ変わるラリック銀座本店

ラリックの新コンセプト「マイ・ファースト・ラリック」が、世界に先駆けてラリック銀座店からスタートする。1階の入り口には、エントリーラインのスモールクリスタル・アイテム、フレグランス、アクセサリー、ラリックグループのワインが並び、ワインを楽しみながらショッピングをすることも可能に。従来のラリックのイメージとは異なる、ペールトーンのピンクやベージュでまとめられた世界観で、今まで知らなかったラリックを見つけることができる。メゾンの独創的なクリエイティビティを体感できるランドマークとして生まれ変わった「ラリック銀座本店」に注目が集まること間違いなしだ。 また、この新コンセプトは、伊勢丹新宿店の本館1階アクセサリーフロア、5階リビングフロアでも展開中。進化を続けるラリックの世界をいち早く体験して。

ラリック銀座本店(4月26日グランドオープン)
住所:東京都中央区銀座5-6-13 

SOURCE:SPUR 2019年6月号「アートピースをまとう喜び」 
photography: Masanori Akao 〈whiteSTOUT〉 artwork: Ayame Kikuchi text: Teruno Taira

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