どんなボトムスにも合うショートブーツさえあれば、365日スタイリングは決まる! 毎日活躍する珠玉の9足がここに。
ジル・サンダー
今シーズンのコレクションは、 ユニフォームが着想源のひとつ。ランウェイにも登場したショートブーツは、ボクシングブーツとバレリーナシューズのディテールをミックスしている。驚くほど軽く、どこまでも歩けそうな履き心地もうれしい。
バーバリー
リカルド・ティッシによるファーストコレクション。洗練された佇まいとマテリアルがエレガント。ヒールには乗馬からインスパイアされたレザーとトレンチコートのベルトに使われているDリングを取り入れたモチーフが。
バレンシアガ
エクストリームなポインテッドトゥと、フロントで輝くゴールドメタルのBBロゴがエッジを添える。デニム生地によってほどよくカジュアルダウンされ、デイリーでもパーティシーンでも活躍。
ロエベ
スエードにレザーのストラップがあしらわれ、リラクシングな中にワークテイストがにじむ。ランウェイでは、エアリーなワンピースからジャケットまで、幅広いムードのウェアとのスタイリングが提案された。
マルニ
ベーシックなカラーリングとフォルムには、ポインティなメタリックトゥでアクセントを。クラシカルな要素とモダニティの融合は新たなバランスを生み、どんなスタイリングも足もとからモードにアップデートしてくれる。
ジョルジオ アルマーニ
流れや揺らめきによる変化を表現した今季。ブルーのカラーリングは輝く水面からインスパイアされたもの。波打つギャザーが優美でありながら、軽やかでフラットなデザインには自由な雰囲気も。
ロジェ ヴィヴィエ
ゲラルド・フェローニがクリエイティブ・ディレクターに就任し、よりドリーミーに進化。新アイコンシリーズ「Très Vivier」は初期のパンプスへのトリビュート。スエードとビジューが誰をもレディな足もとに導く。
ジミー・チュウ
トップラインの気品漂う曲線は、20世紀を代表する彫刻家ブランクーシの作品に着想を得て。甲部分に施された大胆なカッティングのプレキシガラスからは肌がかすかにのぞく。ドラマティックなディテールの数々で、美しくも強い女性像を表現した。
サカイ
ベーシックなブーツの形をベースにメッシュレザーを覆いかぶせ変形させたショートブーツ。メッシュからは肌が透け、センシュアル。ベージュと深いピーコックグリーンのコンビネーションや、マニッシュなラグソールにより中性的な一足へと昇華している。
SOURCE:SPUR 2019年3月号「365日ショートブーツ」
phography:Kenichi Yoshida<No.2> styling:Michie Suzuki artwork:Mamoru Hinata<UMLAND> text:Mai Ueno