彼女のスタイルのコンセプトは「Tiny Life」。必要なものだけしか持たずモダンに小さく暮らす。もちろんファッションも、限りある服を賢く着回しながら毎日を楽しんで。身軽さを愛するモードな生活者は、いつでもどこへでも、好きなファッションを着て、新しい時代を自由に走り抜ける――。
Day 1 都会の片隅でグッドモーニング・スタイル
ニット¥93,000/アレキサンダーワン つけ襟(Day5と同じ)¥7,000/TOMORROWLAND(トゥモローランド コレクション) メガネ¥38,000/BOWLES(ジュリアス タート オプティカル×ハイク) 中にはいたショーツ(Day 5と同じ)¥46,000/三喜商事(ハイダー アッカーマン) ストライプショーツ¥6,800/k3 OFFICE(SWEET SKTBS) ブーツ(メンズ)¥50,800/レッド・ウィング・ジャパン(レッド・ウィング)
パジャマパンツのようなホワイトショーツとストライプショーツのレイヤリングは、フリルカラーでチャーミングなワンポイントをプラス。モバイル・ハウスの内と外を上手に使って暮らす彼女のスタイリングは、いつも起きて即完成がモットー。
Day 2 テレワークで、移動の合間に打ち合わせ
スカイプミーティングの予定がある日は、知的なムードをたたえたシャツとコートの同色レイヤリングで上半身はシックにまとめる。対するボトムは、パッチワークをしたようなカラフルなプリントパンツをアクセントに。トライバルなムードを添えて、都会の移動生活者のワーキングスタイルが完成。
Day 3 マイホームと一緒にパーティへ出発
透け感のある白Tシャツに、煌めくスパンコールドレスを合わせて。リネンのジャケットは、あえてメンズのオーバーサイズかつコミックプリントを選んで遊び心を加えた。素材のミックスマッチが表情豊かなドレスアップスタイルに仕上げてくれる。
Day 4 自然の中でもロマンティックをひとさじ
白Tシャツとデニムのカジュアルなスタイルに、チュールドレスとフリルブラウスでロマンティックなアイテムをミックス。首元にハードなチェーンネックレスを合わせて、甘さと辛さの絶妙なバランス感覚を楽しんで。
Day 5 シックなベージュのカラーレイヤード
白からベージュのナチュラルトーンを重ねたレイヤリングは、ジャケットやショーツでマスキュリンなテイストを軸に。コットンのフリルカラーが顔まわりにフラジャイルなムードも演出する。
Day 6 朝の日課はマニッシュなコートを羽織って
英国トラッドの薫りを漂わせ、ポケットデザインやオーバーサイズのフォルムでモダンにアップデートしたコートが主役。ロープを編んだフリンジデザインのシャツがクラシカルなスタイルにツイストをプラス。
Day 7 春風を誘う、クールなパステルのきらめき
パステルのカラーリングがやさしいタイダイパーカは、インナーにシアーなチュールトップスを合わせ、サイケなコンビネーションで。グラマラスなスパンコールドレスと大ぶりのチェーンネックレスが’80sフレーバーを際立たせ、ストリートスタイルをモードに昇華する。
Day 8 ワークスタイルは、夢見るドレスをまとう
ユニセックスなシルエットに甘いパステルピンクのカラーをのせることで、スタイリッシュに仕上げたオールインワン。そこにドーリーなチュールドレスが夢見心地なムードを演出。ラインストーンのヘアバレッタでディテールにも甘さを加えて。
Day 9 身軽に装うチェック&ストライプ
ヴィンテージライクなパイルポロシャツと、チェックのワイドタックパンツ。柄×柄をさりげなくミックスし、トラッドと’70sを掛け合わせたようなノスタルジースタイルには、マスタードカラーのポケットベルトがポップなアクセントに。身軽でアクティブに移動する彼女のライフスタイルともフィット。
Day 10 未来の地図を描く、サンセットタイム
ロープデザインのシャツを主役に、オールインワンでウエストマーク。夕陽に色づく砂浜のような淡いピンクベージュのグラデーションはフェミニンなムードも帯びて。ビッグハットとサンダルで、バカンスの気分を先取りしたい。
SOURCE:SPUR 2020年3月号「世界のどこでも!モバイル・ハウスガール」
photography: Hiroko Matsubara(model), Takehiro Uochi〈TENT〉(cutout) styling: Tomoko Iijima hair: Koichi Nishimura〈angle〉 make-up: Masayo Tsuda〈mod’s hair〉 model: Alyssa artwork: Chihiro Matsumoto〈R.mond inc〉 cooperation: Kujukuri Herb Garden