洗練された大人のデイリーウェア。人気スタイリスト濱本愛弓さんがフレッシュに着こなす、ミー イッセイ ミヤケのプリーツアイテム

着心地が抜群で、コンパクトにたためてシワになりにくい、ミー イッセイ ミヤケの多様なプリーツ素材。リモートワークやステイホームが続きガラッと変わった私たちの日常に、まさにぴったりのアイテムだ。2021-22年秋冬コレクションのトップスやドレス、バッグを、洗練された私服スタイルに定評のあるスタイリストの濱本愛弓さんが、自分らしく着こなしてくれた。

 

STYLE 1 発色のよいイエロートップスが主役のワントーンスタイル

トップス¥20,350(ミー イッセイ ミヤケ青山限定)・バッグ¥17,600/ミー イッセイ ミヤケ、その他はすべて私物

トップス¥20,350(ミー イッセイ ミヤケ青山限定)・バッグ¥17,600/ミー イッセイ ミヤケ、その他はすべて私物

「ミー イッセイ ミヤケといえば、美しい発色と豊富なカラーバリエーション。それを生かして、フレッシュなイエローのワントーンスタイルにしました」と濱本さん。まとっているだけで元気が出そうなビタミンカラーは、若々しさだけでなく、キリッとした強いアティテュードも感じさせる。トップスと同色のバッグ“KONBU”は、折り曲げてクラッチバッグに。ハンサムなスタイリングになじませた。

かすかにシアーなトップスからは、さりげなくブラトップを透けさせてモード感をプラス。「トランスペアレントなアイテムが好きで、普段から、見えてもOKなデザインの下着を集めています。このトップスはボディラインを拾いすぎないので、センシュアルになりすぎずリラックスした気分で透け感を楽しめます!」


STYLE 2 オールブラックで、エプロンドレスをエレガントに取り入れて

エプロンドレス¥27,500/ミー イッセイ ミヤケ、その他はすべて私物

エプロンドレス¥27,500/ミー イッセイ ミヤケ、その他はすべて私物

カジュアルな印象になりがちなエプロンドレス。濱本さんは、シアートップスとフリルスカートをレイヤードして、ぐっとエレガントに着こなした。太いベルトでウエストを絞り、台形フォルムのドレスをあえてフィット&フレアのシルエットで取り入れているのがポイントだ。デコルテは潔くノーアクセサリーを貫き、エプロンドレスならではのスクエアなネックラインを生かした。

「ベルトのバックルやリングでゴールドを取り入れて、パーティーにもふさわしい華やかなオールブラックスタイルを目指しました。着ていてラクなのに、あくまでエレガントに見えるのがミー イッセイ ミヤケの魅力ですね。そして、幅広い世代の人が着られそうなのもさすがです! 今の自分にはもちろん、もっと大人になっても似合いそう。ずっと着続けたいですね」

 

STYLE 3 サイケな柄トップスには、ボリュームネックレスで味つけを

トップス¥24,750・バッグ¥17,600/ミー イッセイ ミヤケ、その他はすべて私物

トップス¥24,750・バッグ¥17,600/ミー イッセイ ミヤケ、その他はすべて私物

サイケデリックなマーブル柄が目を引くトップス。「大人が取り入れてもしっくりなじむ柄ですね。デコラティブなネックレスを合わせて、遊び心を加えました。量感のあるビーズと、ストレッチプリーツの凹凸のある素材感がマッチするのもおもしろくて」。ボトムスにはネイビーのハイウエストパンツを選び、ホワイトベースの柄トップスを引き締めた。

ブランドのアイコンでもあるストレッチプリーツは、今シーズンより再生ポリエステル繊維を100%使用。「タートルネックですが、縦にも横にも伸縮性が高いので、ものすごく着脱しやすいんです。これからの季節は、ニットの下に着て首もとのレイヤードを楽しむのもいいですね!」



STYLE 4 “KONBU”バッグは持ち方のバリエーションも豊富

トップス¥24,750・バッグ¥17,600/ミー イッセイ ミヤケ、その他はすべて私物

トップス¥24,750・バッグ¥17,600/ミー イッセイ ミヤケ、その他はすべて私物

STYLE3の手もとには、マーブル柄から色をリンクさせたパープルカラーのバッグ、“KONBU”を。無縫製のニット素材で、STYLE1のように折りたたんで持つこともできる。「ハリがあって自立もする素材なので、アシンメトリーな形に折りたたんで、個性を出すこともできそうです。最初はクラッチバッグにして、買い物をして中身が増えたら手提げにしたりと、中に入れる物に合わせて持ち方を変えられるのが便利ですね」

今回、改めてミー イッセイ ミヤケのデザイン性の高さと着心地の良さに感銘を受けたという濱本さん。「トップスのカッティングや配色など、細部にまでこだわりを感じました。どれも適度にゆったりとしたシルエットで着心地が抜群だから、リラックスウェアにも最適です。家で過ごすときにミー イッセイ ミヤケの洗練されたアイテムを楽しめるのは、とても嬉しい。また気軽に旅行ができるようになったら、ぜひ旅先にも持っていきたいですね」と話してくれた。



■PROFILE
濱本 愛弓(はまもと あゆみ) 
スタイリストの仙波レナ氏に師事し、2018年に独立。2020年秋より、自身のブランドHIROSAI(ヒロサイ)をスタート。今年の秋冬のファッションアイテムは、赤いアイテムが気になっているそう。

INFORMATION


2021-22年秋冬コレクションのテーマは“五感”

今季のミー イッセイ ミヤケは、「見つめる。聴き入る。触れる。味わう。匂いを感じる」。人やものとの出会いから、無限に広がる“五感”がテーマ。 小鳥や花のモチーフからはやさしいさえずりや安らぐ香りが、 大地の恵みを余すところなく生かした素材からは、 自然のぬくもりが伝わる。 着た人にそっと寄り添う、 ハートフルなミー イッセイ ミヤケの秋冬コレクションをチェックして。




photography
:Kiyono Hattori styling & model:Ayumi Hamamoto textChiharu Itagaki

FEATURE