憧れメゾンに学ぶローライズLOOK3
いよいよ＂ローライズ＂がメインストリームに戻ってきた春夏シーズン。着こなしのアイデア次第で取り入れやすく、大人もデイリーに楽しめる。今季はボトムを更新して、旬のバランスを手に入れよう！
セリーヌ
装いをクラシックにまとめて 洗練されたムードを盛り上げる
今季セリーヌが展開するデニムパンツはローライズばかり。ジャケットにシャツ、ローファーと、トラッドなアイテムで品よくまとめたら、シャツをインしてベルトバッグで低い腰位置を強調。エターナルなスタイルも新鮮なバランスに。胸もとはラフに開けて、着こなしに軽やかさを。
ミュウミュウ
肌見せ派のお手本はアイキャッチーなロゴ使い
潔くへそ出しするなら、オールブラックでモダンな印象に。パンツの下のショーツを見せて、ブラを含め上下ふたつのロゴに注目を集めて。パンツは裾から裏地を見せ、あえて未仕上げの部分を残した遊び心あるデザイン。
ヴァレンティノ
マニッシュな腰ばきデニムは透ける素材との対比で遊ぶ
ワイドシルエットで股上が浅すぎないデニムパンツ。ストリート感の強い一本は、オーガンジーのハイネックに金色のスパングルが輝く、とびきり華やかなシアートップスで着飾って。たちまち大人のドレスアップ仕様に格上げできる。足もとからも肌をのぞかせて抜け感を演出。
大人のためのローライズ術 10
1 白シャツを羽織って、品のよさを添える
大胆な肌の露出をクリーンに見せるには、パリッとした白シャツが効果的。パンツもローライズながら、センタープレスがきいたグレンチェックに品格あるムードが漂う。ブラ＆ショーツを軸に、コートやシューズも濃淡の異なるブルーでまとめ、装いをモダナイズ。
2 セットアップでシックに見せる
ボトムと共布のテーラードジャケットを合わせて、端正な佇まいに。ボタンを留めずに羽織り、ローライズをアピール。上品なフレアシルエットの膝下丈スカートなら、ローライズと大人の距離を縮めてくれるはず。ジャケットの裾に付属する白シャツ風ディテールがユーモアを加味。さらに、ルーズに結んだレザーベルトでほどよいラフさを添えて。
3 シアートップスで素肌感を控えめに
ローライズを強調したスタイリングに挑戦したいけれど、露出には抵抗がある。そんなときは、自分のスキンカラーに近い色合いのシアートップスを選べば、肌を出して着こなしたときに近いバランスが楽しめる。重ねるカーディガンも、透ける素材で揃えて。タイトスカートのシャープなフォルムの美しさを、たっぷりとしたボリュームのアウターで際立たせたい。
4 デザインTシャツを潔くタックイン
ブラックのパンツは、ローライズトレンドを牽引するクレージュのアイコニックな一本。伝統的な綾織りを用いた柔らかな生地とフレアシルエットが特徴だ。片袖だけロールアップされた変化球デザインのＴシャツを、パンツにイン。エフォートレスな着こなしが完成する。丈が長いパンツは、あえてそのままはいて裾にクッションをため、足もと重めに仕上げるのが旬バランス。
5 ウエストウォーマーで、上下をつなぐ
ニットシャツにウエストウォーマーを組み合わせた、斬新なレイヤリング。ローウエストによって間延びしがちな上半身のバランスを、調整できる。このニットチューブは、つける位置でベアトップにもタイトスカートにもなる優れもの。
6 ボディスーツでウエストをシャープに演出
もたつくことなく体のラインに沿うボディスーツが、ローライズで強調されるウエストまわりを美しく見せる。タイトフィットのアイテムに、ワイドデニムとビッグトレンチを合わせて緩急をきかせて。
（右）きゃしゃなストラップと胸もとの直線的な切り替えが美しいミニマルデザイン。
ボディスーツ￥17,600／ビオトープ（ヨー ビオトープ ランジェリー）
（中）花の刺しゅうがドラマティックな一枚。首もとが詰まったサブリナ・ネック風のデザインもポイント。
ボディスーツ￥31,900／エドストローム オフィス（チカ キサダ）
（左）ダブルストラップと胸もとのVラインがグラフィカル。
ボディスーツ￥20,900／ブランドニュース（ラウタシー）
7 ニットパンツをのぞかせてアクセントに
腰ばきしたボトムのウエストからニットパンツを見せ、肌の露出を抑えつつ、防寒も両立。タックがふんだんにあしらわれたパンツは、スカートのようにボリュームのあるシルエットが魅力。全体をモノトーンでまとめ、大人にちょうどいいシックなムードを手に入れて。
（上）多彩なコーディネートにマッチするブラウン。
ニットパンツ￥6,050／ミラベラ（ネストウェル）
（右下）ボトムのウエストからロゴをチラ見せして。ワコールメンと共同開発した伸縮性の高いオーガニックコットン製ボディではき心地も良好。
ニットパンツ￥3,960／ビューティフルピープル 青山店（ビューティフルピープル）
（左下）着こなしのアクセントになる鮮やかなレッドがキュート。
ニットパンツ￥9,680／キワンダキワンダ
8 タイトなトップスで、Iラインを強調
細身の縦長シルエットでスタイルアップをかなえるなら、変形トップスで目線を高い位置に誘導するのがおすすめ。重ね着した2枚は、取りはずせるスリーブや、バストの上下のカットアウトが目を引く。レザースカートで都会的に。
9 バランスアップを狙う、ベルトの重ねづけ
ほんのりロックな雰囲気が漂う、ベルトのダブル使い。間延びするウエストをマークすることで、スタイリングにエッジが生まれる。2本ともブラックレザーで揃えれば、引き締め効果も倍増。チノクロス生地のパンツは、ツイストしたようなユニークな作り。オーバーサイズのボトムをギュッとウエストで絞ったようなシルエットが美しい。
10 デザインコンシャスなブラウスで甘さを加える
クールなエコレザーのローライズボトムは、ビッグカラーとボリューム袖がロマンティックなブラウスを主役に取り入れて。ボディスーツのようなクロッチつきタイプで、タックインでほどよい肌見せもかなう。パンツは、ボンディング加工生地によるハリと立体感が特徴。フロントボタンが比翼のスナップ式のため、ウエストまわりをすっきりと見せられる。
