共通のDNAを宿しながら、多様な顔を持つ6つのブランド。今、手に入れたいアイテムをキーワードごとに厳選した
COMME des GARÇONS COMME des GARÇONS(コム デ ギャルソン・コム デ ギャルソン)
ドレスに力をもらう
コム デ ギャルソンを立ち上げた川久保玲が手がけており、「コムコム」の略称で長年愛されている。川久保が好むベーシックなスタイルが中心だが、今季はパリコレクションで発表している、コム デ ギャルソンに通ずるようなパワフルでダイナミックなデザインも目立ち、とっておきのドレスが見つかる。コム デ ギャルソン 青山店・丸の内店、ドーバー ストリート マーケット ギンザなどで購入可能。
COMME des GARÇONS GIRL(コム デ ギャルソン・ガール)
ガーリーを極める
メンズブランド、コム デ ギャルソン・シャツ内で展開していたウィメンズラインを独立させ、2015年春夏にスタート。フリルやリボンを多用し、ふんわりとしたシルエットがメインで、ブランド名に掲げられているようにガーリーな要素を極端と言えるほど表現している。渋谷パルコ、コム デ ギャルソン 青山店・丸の内店、ドーバー ストリート マーケット ギンザなどで手に入る。
BLACK COMME des GARÇONS(ブラック・コム デ ギャルソン)
アイコニックなピースを手頃な価格で
2009年スタート。コム デ ギャルソンで長きにわたって支持を得ている定番的なデザインを、黒をメインにユニセックスで展開している。ワードローブに合わせやすいベーシックアイテムを中心としたラインナップで、手頃な価格設定もうれしい。取扱店舗は表参道・ジャイルと東京ミッドタウンにあるトレーディング ミュージアム・コム デ ギャルソン、ドーバー ストリート マーケット ギンザなど。
JUNYA WATANABE(ジュンヤ ワタナベ)
ランウェイの代表作を日常に着る
1992年より渡辺淳弥がデザイナーを務め、パリ・コレクションで発表している。今季のテーマは「ニューロマンティックの若者が未来に来てジュンヤ ワタナベの服を着る」。テーラリングや複雑なパターン、ベーシックなアイテムの解体再構築など、ブランドらしいものづくりに80年代のムードを加味した。コム デ ギャルソン 青山店、ドーバー ストリート マーケット ギンザ、伊勢丹新宿店などで展開。
noir kei ninomiya(ノワール ケイ ニノミヤ)
繊細なディテールを堪能する
二宮啓が2012年より手がける。クチュールライクなテクニックとフェミニンなムードが特徴で、今季のテーマは「MYSTIC FORCE(不思議な力)」。「変わったイメージや不思議なものを見たときの高揚感やポジティブなエネルギーを表現した」という。コム デ ギャルソン 青山店・丸の内店、表参道・ジャイルと東京ミッドタウンにあるトレーディング ミュージアム・コム デ ギャルソンなどで展開。
tao(タオ)
アートとの化学反応を楽しむ
デザイナーは栗原たお。2022年春夏にトリコ・コム デ ギャルソンからブランド名を変更した。今季はリボンにフォーカス。グラフィックだけではなく、帯状にした生地を結ぶなど、服づくりのテクニックにも反映されている。また、栗原はアーティスト、SHUN SUDOの思想に感銘を受け、彼の作品を多くのアイテムに用いた。伊勢丹新宿店、日本橋三越本店、西武渋谷店などに店舗を構える。























