ふと気づけば、毎日似たコーディネートに陥りがちなオフィススタイルに悩まれている方も多いのでは？ 仕事にもおしゃれにも全力でいたい働くユーザーの悩み解消の一助となるべく、おしゃれな“あの人”たちの通勤スタイルのマイルールをご紹介。今回のゲストは、セレクトショップ・ビームスでPRとして活躍する目黒越子さん。
今回のテーマは、以前のようなライフスタイルに戻りつつあるなか、久しぶりに注目が高まっている「パンプス」事情について。
オン・オフシーンを問わず、久々にヒールを履きたい！というムードが過熱しているなかで、オフィスシーンにおいては3〜6.5cmのローヒールのパンプスをコンサバ過ぎず派手過ぎずに快適に履きこなしたいというのがリアルな着こなし目線。そこできちんと感を確保しつつ、程よくモード感漂う「パンプス」を選ぶ際のポイントを尋ねた。
「オフィスシーンにおいては、上品さや好感が持て、信頼感が担保されるような合わせ方がキーに。パンプスは指先もかかとも隠れているので、素材やトゥ&ヒールのデザイン、甲の出方など、程よく個性を感じさせるようなアイテムのチョイスが重要です。毎シーズン大きな流行り・廃りはなくとも、色みやヒールの形、トゥのデザインなどディテール部分はその時らしいアップデートがされているので、少なくとも数年に1度は更新をおすすめします」と話してくれた。
今回目黒さんが披露してくれたコーディネートのポイントは、大胆にあしらわれたゴールドモチーフが印象的なルパート サンダーソンのパンプス。
「久しぶりにパンプスを履くならフェミニンになり過ぎないよう、まずはパンツスタイルから。夏らしく全身は軽やかな色みでまとめつつ、バッグとパンプスに締め色のブラックを投入。アッパーにアーティなゴールドモチーフがついたパンプスでモード感をプラスすることで、脱・コンサバティブを意識しました。また、程よくフェミニンなペプラムデザインのトップスに、メンズライクなパンツを対照的に合わせることで今季らしいムードに」と、さりげなくモード感を漂わせた、TPOにふさわしいパンプススタイルの好例だ。
久しぶりにヒールを履く人やパンプススタイルがマンネリ化している人は、ぜひとも目黒さんのようにパンプスのディテールにこだわったり、全身のスタイリングを参考にして欲しい。
華やかなカラーブロッキングに恋して【ロジェ ヴィヴィエ】
1967年に映画『昼顔』でカトリーヌ・ドヌーヴが着用したことで一躍脚光を浴びた、「ベル ヴィヴィエ」はブランドを象徴する名品。光沢のある質感に、ロゴが刻印されたスクエアバックルには、タイムレスな品格が宿り、そこに華やかなカラーブロッキングとスリングバックが今季らしい抜け感を生む。
ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン
https://www.rogervivier.com/
0120-957-940
レッグラインを美しく見せる「ジャンヴィト 55」【ジャンヴィト ロッシ】
イタリアメイドならではの職人技が光る「ジャンヴィト 55」。女性らしいシルエットを際立たせる5.5cmのスティレットヒールを備えたモダンなスタイルは、定番アイテムとして定評のある一足だ。深みのあるグリーンのスエードパンプスは、オフィススタイルで出番の多いベーシックカラーとも相性がよく、コーディネートのアクセントとしても活躍すること間違いなし。
ジャンヴィト ロッシ ジャパン
https://www.gianvitorossi.com/jp_ja
03-3403-5564
クラシカルなメリージェーンにエッジをプラス【ファビオ ルスコーニ】
クラシカルな雰囲気を醸し出すメリージェーンパンプス「2003/NAP」。履きやすさにこだわった木型を採用し、ストラップが足首をしっかりホールドしてくれるので安定感抜群だ。かかとを覆う部分がないので着脱がスムースなのも魅力的。まろやかなベージュとは対照的に、シャープなポインテッドトゥがエッジをプラスする。ベージュとブラックの2色展開。
ファビオ ルスコーニ ジェイアール名古屋タカシマヤ店
https://fabiorusconi.jp/
052-566-3686
定番アイテムに新型モデルが登場！ 【ネブローニ】
ネブローニの定番アイテム「キトゥンヒールパンプス」に新型モデルが登場。ヒールは4cmとブランドで展開しているパンプスの中でも一番低く、履き心地は快適。フロントはスリムなシルエットな一方、サイド、バックスタイルはキトゥンヒールを生かした丸みのあるフォルムが特徴。ライムカラーがマンネリ化しがちなオフィススタイルを底上げしてくれる。
フラッパーズ
https://nebulonie.jp/
03-5456-6866
足もとをパールで着飾って【ジミー チュウ】
ジミー チュウのアイコンの一つ、パールをあらゆるアイテムにモダンにミックス&マッチさせた「パール コレクション」。そのサマーコレクションの新作から、クラシカルでエレガントなムード漂うストラップシューズがお目見え。エナメル加工されたトゥ部分のツヤ感や、小粒ながらさりげなく存在感を発揮するパールが上品な足もとを叶えてくれる。
ジミー チュウ
https://www.jimmychoo.jp/ja/home
0120-013-700
トゥとヒールの新鮮なバランスに魅了されて【ピッピシック】
人気のフラットモデルにキトゥンヒールを施した、今季の新作「ビーバー キトゥン パンプス」。ぽってりとしたラウンドトゥと華奢なキトゥンヒールの対比が新鮮なバランスを生む、モードな佇まいが印象的だ。履くほどになじみが増す、柔らかな風合いと上品なツヤ感を備えたレザーを使用。低めの4cmヒールで疲れにくい点もうれしいポイント。
ベイジュ
https://www.instagram.com/pippichic_official/
03-6434-0975
「sr Prince」にツイード素材が仲間入り【セルジオ ロッシ】
セルジオ ロッシのフェミニニティが宿る、洗練された大人をイメージしてデザインされた「sr Prince」のスクエアトゥパンプス。ジオメトリックのようなブラックツイードと、クリスタルのバックルが装いにプレシャス感をプラスしてくれる。高さ4.5cmのブロックヒールで安定感も担保。
セルジオ ロッシ カスタマーサービス
https://www.sergiorossi.com
0570-016600
ベージュ系は脚長効果も期待！ 【ブレンタ】
ビームス PR・目黒越子さんがおすすめする一足は、ブレンタのシンプルな「スエードパンプス」。「ベージュ系のパンプスは脚長効果もありますし、シンプルなスムースレザーだとコンサバになりがちですが、スエード特有のマットな質感がしゃれ感を出してくれておすすめです」（目黒さん）無駄を削ぎ落としたプレーンなデザインはスタイルを問わず、シーンレスに幅広く活躍すること間違いなし。
ビームス 六本木ヒルズ
https://www.beams.co.jp/effebeams/
03-5775-1620
ディテールにこだわり抜いた人気モデル【カチム】
「リエジュ」シリーズのブラックサテンパンプスは、オフィスシーンはもちろん、冠婚葬祭などフォーマルな場面でも大活躍。シャープなポインテッドトゥはロングノーズでモードな印象ながら、指先の詰まりや締めつけを感じさせないようこだわった。さらにアッパーは指のつけ根が見えない深めの履き口で脱げにくく、サテンの美しさが際立つようシームレスな袋縫いで上品に仕上げた。
カチム
https://katim.sc/
03-6303-4622
爽やかなブルーが夏の装いを底上げ【ギャルリー・ヴィー】
イタリアの上質なレザーを使用した、ブランドオリジナルの「ストラップ ヒールパンプス」。クラシカルなムード漂うストラップと太めのブロックヒールはコンサバティブになりすぎず、ペールブルーがさりげなく抜け感を演出。オフのシーンではカジュアルにデニムやTシャツと合わせても素敵に。
ギャルリー・ヴィー 丸の内店
https://store.tomorrowland.co.jp/store/galerievie/
03-5224-8677
トレンドのメタリックは足もとでさりげなく【ネブローニ】
今シーズンの注目色、メタリックカラーをオフィスで取り入れるなら、メタリックの面積が少なめなネブローニの「アンクルストラップパンプス」のようなデザインで遊ぶのが理想的。ブランドの定番パンプスと同じ木型を採用しており、アッパー部分の浅めのカッティングが足をきれいに見せてくれる。さらに、かかとでクロスしたアンクルストラップはバックスタイルも美しく見せてくれるディテールの効いた一足だ。
フラッパーズ
https://nebulonie.jp/
03-5456-6866
“走れるパンプス”の代名詞【ペリーコ】
ブランドの新たな顔として誕生した「アネッリ ソレッラ」シリーズ。つま先のシルエットが細身でセミスクエアトゥの木型を採用しており、タイムレスで洗練された雰囲気をまとう。柔らかな曲線を描き、抜群の安定感を誇る3.5cmのフレアヒールは今シーズンから登場。シーンレスに活躍する万能のブラックはまず一番に手に入れたい。
アマン
https://store.aman.ne.jp/
涼しげな表情のメッシュパンプス【ロランス】
伝統的なイントレチャートを軽やかに昇華した人気モデル「AL メッシュパンプス」。カウレザーをオルタネート状に編み込んだ贅沢な仕立ては、さりげなく個性が光る一足だ。甲深でありながら通気性がよく、サンダル感覚でラフに履きたい。また、曲線を描くヒールが足元を美しく見せてくれる。全4色展開。
ザ・グランドインク
https://www.laurence.jp/
03-6712-6062
