キャッシュレスがすっかり浸透してカードやお金の使い方は細分化した。今、私たちは財布に何を求めているのか? 今、欲しい機能はどんなものだろう? 二つ折り、三つ折り、カードケース、スマホケース、ウォレットバッグの5つのカテゴリーから、2024年に向けて新作アイテムを紹介。気分にぴったりハマるアイテムを見つけて。
SAINT LAURENT(サンローラン)、LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)、CHANEL(シャネル)
(左)今季新登場した格子状の「カレ リヴ・ゴーシュ ステッチ」のチェーンウォレット。ラムスキンのなめらかな手ざわりは、一度使えばやみつきに。内側に10個もあるカードスロットで、実用性も抜群だ。
(中)海辺のリゾート地の洗練されたエスプリを宿す「Capushell」エディション。貝殻に着想したフラップの波打つ縁取りや、ツヤのあるパールの留め具など細部まで美しい。ライニングの鮮やかなピンクが多幸感を高める。
(右下)まばゆい2つの星が飾られたダブルCが中央にきらめく。キュートなコーラルのキルティングに乙女心をくすぐられる。小ぶりながら、カードスロットを6つ備えている三つ折り財布。可愛らしさと上品さが共存する佇まいだけでなく、収納面も頼もしい。
会計時にさっと開いてお金を出せるスマートな二つ折り財布。鮮やかな色やロゴのモチーフなど、個性が光るアイテムが集まった
CELINE(セリーヌ)、DIOR(ディオール)、VALENTINO(ヴァレンティノ)
(左)人気のトリオンフシリーズからソリッドなシルエットの二つ折り財布が新登場。やさしいクリームカラーとゴールドのモチーフが上品にマッチ。
(中央)アイコニックなカナージュステッチと落ち着いたグレーの融合。ふかふかの手ざわりだけでなく、カードスロット6つ、パッチポケット4つと収納力も光る。
(右)Vロゴのモノグラムパターン「トワル イコノグラフ」を立体的にちりばめた新作。力強いビビッドなピンクが気分を高める。
PRADA(プラダ)、GUCCI(グッチ)
(左)シックなコニャック色のボディに、トライアングルロゴがさりげなく輝く。片面はカードスロット、もう一面がコインケースと札入れの使いやすい構造。
(右)ダブルGのハードウェア、バンブーのファスナーなど、ブランドのレガシーを随所に感じ取れるデザインが秀逸。8つのカードスロットで機能面も頼もしい。
小さいバッグにも難なく収まり、小銭もお札もカードもたくさん入れられる。限られたスペースでうまくやりくりしたい人向けの、キャラ立ち三つ折り財布をセレクト
BALENCIAGA(バレンシアガ)
2022年冬のランウェイで初めて登場して以来、人気を集めるバッグライン「Crush」から財布が初登場。メタリックなシルバーとクッション性の高いキルティングでフューチャリスティックなムード。
HERMÈS(エルメス)
繊細で規則的なシボが特徴的なカーフスキン「ヴォー・エプソン」は、やや光沢がありやわらかい表情。内側は鮮やかな若草色に切り替わる。Hモチーフの留め具にベルトを滑り込ませ、財布の紐をしっかりガード。
FERRAGAMO(フェラガモ)
ツヤのあるガラスレザーと相性ぴったりなグラデーション。マクシミリアン・デイヴィスのファーストコレクション以来、シーズンカラーで新色が登場している。コインポケットのガンチーニのクロージャーがポイントに。
FENDI(フェンディ)
2023年春夏ウィメンズコレクションから登場した「FF ダイヤモンド」。今季は鈍色に光るグリーンがラインナップ。シルバーのFFロゴも相まって、控えめながらエレガンスが漂う。内側には6つのカードスロットが。
MARNI(マルニ)
レジンのハンドルがアイコニックなバッグ「VENICE」シリーズに財布が仲間入り。内側のグリーンとブラックのマーブルパターンは、ハンドルの色に着想。ソフトなグレインレザーが肌なじみいい。
GIORGIO ARMANI(ジョルジオ アルマーニ)
甘いピンクと手のひらに収まる小ぶりなサイズ感が、ガーリーな佇まい。ぎっしりとラインストーンをちりばめたショルダーストラップはジュエリーいらずの華やかさ。パーティルックにふさわしい。
小銭は持たないというスーパー身軽派なら、カードケースで十分。とことん軽いものや肩から掛けられて両手が空くデザインをピックアップ
※重さはすべて編集部調べ
MIU MIU(ミュウミュウ)
32g
レザーに施された立体的な「マテラッセ」モチーフは、何度でも取り出して眺めたくなる。シャンパンゴールドの上品な色みと、縦にあしらったメタルロゴがリンク。小さく輝くレザーグッズは、持ち歩くだけで幸運を引き寄せられそう!
DOLCE&GABBANA(ドルチェ&ガッバーナ)
27g
薄くて軽量のカードケースながら、カードスロットが表と裏で計5カ所もある優れもの。目が覚めるような鮮やかなグラデーションに、使っているだけでワクワクする。キルティングでぷくっと施されたブランドロゴが遊び心たっぷり。
GIVENCHY(ジバンシィ)
77g
フランス語で「いたずらっ子」を意味するスラングからつけられた「ヴォワイユー」シリーズのカードケース。メゾンのエンブレムをさりげなく主張したV字にDリングのチャームをあしらい、自由で奔放な印象に。やさしいラベンダーカラーに癒やされる。
Maison Margiela(メゾン マルジェラ)
37g
メタリックなシルバーレザーにブロークンミラー加工が施されている。バックにはシグネチャーの4本の白いステッチが。ロゴやモチーフなどの華美な要素をそぎ落とし、多くは語らずとも存在感を湛えたカードケースだ。
ETRO(エトロ)
105g
オリエンタルなジャカード生地のボディは、アーカイブスのタペストリーからインスピレーションを受けている。おなじみのペガサスの刺しゅうでさりげなく主張して。カードホルダーは内側にずらっと6つ並んでいる。ハンドルつきなので、ショルダーを取りはずしてもOK。
JIL SANDER(ジル サンダー)
100g
スリムな見た目とは裏腹に、カードポケット6つとコインポケットを備えたアイテム。手作業でノットがつけられたリストストラップが存在感を引き立てる。ニュアンスのあるチェリーウッドカラーにときめく。
ISABEL MARANT(イザベル マラン)
51g
スネークプリントのカウレザー素材で、エレガントな佇まい。ゴールドのL字ファスナーでサイドまで開くので、中身の出し入れが簡単にできる。中央にカードスロット4つつきのコンパートメントがあり、薄くて軽い見た目以上の収納に優れたアイテム。
STELLA McCARTNEY(ステラ マッカートニー)
105g
人気の「Logo」シリーズのカードホルダーは、ミニマルなデザイン。フロントにはシースルーのサーキュラーロゴが施され、ささやかなアクセントに。調節可能なクロスボディストラップも使い勝手のよさにひと役買っている。
今やスマホもお財布代わりに! ちょっとしたカードも収納できるスマートなケースはいかが?
BOTTEGA VENETA(ボッテガ・ヴェネタ)
イントレチャートのボディにダブルストラップと、クラフツマンシップを随所に感じる逸品。外側に配されたカードスロットは特に活躍する場面が多い。カジュアルに持ち歩きたい。
Cartier(カルティエ)
中央に鎮座するパンテールのモチーフときゃしゃなチェーンが、リュクスな気分を誘う。内側にはマチありのポケットが格納されており、機能性の高さも持ち合わせる。
THE ROW(ザ・ロウ)
柔らかいグレインカーフレザーは、肌に吸いつくような手ざわり。ふっくらとしたポーチ型のフォルムには、スマホ以外のアイテムを入れても。マグネット式のクロージャーつきで、手軽に使える優れものだ。
LOEWE(ロエベ)
ライトフォームラバー製のポシェットの中に、取りはずし可能なキャンバスポーチをドッキング。ストラップのカーフスキン、エンボス加工入りのタグなど、さりげないレザー使いで上品に。
クラッチ代わりのウォレットがあれば、ハンズフリーで楽ちん。パーティシーンにもぴったり
JIMMY CHOO(ジミー チュウ)
ゴールドのナッパレザーを使用したウォレットバッグは「VARENNE AVENUE」コレクションのもの。グラフィカルなキルティングがクラス感を格上げしてくれる。内側にポケットやカードスロットも搭載しているので、日常使いにもうってつけ。
VERSACE(ヴェルサーチェ)
メゾンを象徴するグレカを用いたイブニングバッグ。ビビッドなピンクは存在感抜群。なめらかなラムレザーから丹念に作り上げられている。チェーンストラップは取りはずし可能。中も仕分けしやすいのでシーンによって使い分けて。
MARC JACOBS(マーク ジェイコブス)
6月に登場した「セント マーク」からアイコニックなM字型のチェーンウォレットが登場。光沢のあるイタリアンレザーが白さを際立たせる。ユニークなシルエットが、スタイリングにひねりをきかせてくれる。