職人技をまとう、というラグジュアリー。モードな手仕事大研究

脈々とメゾンに受け継がれてきたクラフツマンシップと、研ぎ澄まされたクリエイティビティの幸福な出合いが生んだ一番新しいモードをまとい、その引力に心ときめく。

エルメス

エルメス ジャケット¥848,100・ボディスーツ¥378,400・パンツ¥523,600
ジャケット¥848,100・ボディスーツ¥378,400・パンツ¥523,600/エルメスジャポン(エルメス)

ブルーノワールと名付けられた色合いがなんともシックな、ジャケットとパンツのセットアップ。ジャケットは襟に薄くなめしたラムレザーを採用し、ウォッシュドシルクと違和感なく継ぎ合わせられている。これは1960年代にエルメスが開発した「リンキング」と呼ばれる技法を流用したもので、その美しい仕上がりは他の追随を許さない。

シャネル

シャネル トップス¥782,100・スカート¥3,814,800
トップス¥782,100・スカート¥3,814,800/シャネル

シャネルの誇るメティエダールのアトリエ"ルサージュ"によるリュネヴィル刺しゅうでダッチェスサテンの上に描かれた、スパンコールやビーズによるグラフィカルな装飾がこの上なく華やかなスカート。178時間を要して作り上げられたスペシャルピースに、クチュールメゾンの矜持が宿る。シルクニットのトップスをシンプルに合わせれば、そのきらめきはますますパワーアップ! 

ヴァレンティノ

ヴァレンティノ シャツ¥720,500・スカート¥148,500
シャツ¥720,500・スカート¥148,500/ヴァレンティノ インフォメーションデスク(ヴァレンティノ)

白いシャツにコンバインされた花のパーツは、「アルトリリエーヴォ」という新しいテクニックによるもの。ファブリックで仕立てられているとは思えない、彫刻のように立体的な花々の隙間からは素肌がのぞき、女性の体とフェミニニティに焦点を当てたコレクションのシーズンテーマも物語る。

ロロ・ピアーナ

ロロ・ピアーナ トップス¥227,700・パンツ¥420,200・帽子¥156,200・サンダル¥144,100
トップス¥227,700・パンツ¥420,200・帽子¥156,200・サンダル¥144,100/ロロ・ピアーナ ジャパン(ロロ・ピアーナ)

コットンのジャージーリボンを編み上げた、トップスとパンツをセットアップに。イタリアに構える自社のラボラトリーでの実験や研究を重ねて完成した、オリジナルな風合いと手ざわりを備えたニットウェアは、ロロ・ピアーナだけが生み出せる唯一無二の存在。

グッチ

グッチ ニット¥352,000
ニット¥352,000/グッチ クライアントサービス(グッチ)

ウールのジャカードニットは、胸もとのパターンとリンクするように輝くクリスタルがあしらわれて。およそ450個のクリスタルビジューは一つずつ手作業で縫いつけられたもので、連なり、花のような形状となって、オーセンティックなニットにフレッシュなアティチュードをもたらしている。

ボッテガ・ヴェネタ

ボッテガ・ヴェネタ シャツ¥293,700・パンツ¥238,700・ピアス¥159,500・バッグ¥2,145,000・靴¥214,500
シャツ¥293,700・パンツ¥238,700・ピアス¥159,500・バッグ¥2,145,000・靴¥214,500/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン(ボッテガ・ヴェネタ)

ブラッシュペイントを施したラテックスを、手作業で編み上げたバスケット型のバッグは、まるでアートピースのような存在感! 流麗なフォルムのセットアップをまとったら、その立ち姿自体が一つの作品のように風景に溶け込んでいく。