【佐藤栞里のスマイルモードvol.09】思い出に残したい、夏の赤

創刊35周年に向かうSPURが提案したいのは、まとうたびに幸福感に包まれるファッション。笑顔がトレードマークの佐藤栞里さんと、ハッピーなスタイリングをお届けします!

SAINT LAURENT(サンローラン)の夏の赤

SAINT LAURENT(サンローラン)の夏の赤
シャツ¥341,000・ベルト¥71, 500・ネックレス¥104,500・グローブ¥211,200・バングル¥122,100/サンローラン クライアントサービス(サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ)

「歩く音すらも凛々しく、自信に満ちあふれている。サンローランに抱く人物像と赤の持つ印象は重なります。自分には手が届かないイメージでしたが、このルックは落ち着いたボルドーやビッグシルエットが親しみやすい。気分が上がりました」。サファリシャツをボルドーに染め上げて、グローブやアクセサリーでエレガントに昇華する。成熟した大人にこそ似合う赤の着こなし。

HERMÈS(エルメス)の夏の赤

HERMÈS(エルメス)の夏の赤
ボディスーツ(参考色)¥270,600・スカート¥1,474,000・靴¥129,800/エルメスジャポン(エルメス)HERMÈS

春の草原をイメージしたコレクションから、鮮やかな赤をセレクト。「エルメスはエトゥープやオレンジの印象が強かったですが、赤もこんなに素敵なんですね。かぎ針編みや細かなチェック柄、愛らしさがありつつもモードなバランスがとても素敵です。特にスカートのウエスト部分だけフリルのレザーになっている仕掛けにキュンとしました」。メゾンのクラフツマンシップが息づく、手仕事に胸ときめく。

思い出に残したい、夏の赤

「落ち着いた色を好みがちな私にとって、赤は唯一親しみやすいきれい色。子どもの頃は"可愛いの象徴"という印象で気恥ずかしかったものの、大人になるにつれて凛とした魅力が際立つ色だと思うようになりました。カジュアルなアイテムで取り入れても上品に仕上がるのも頼もしく、小物類からスウェットのワンピースまで幅広く愛用しています」

今月フォーカスする赤について語った佐藤さん、実は最近購入したのもこの色だった。

「裾がふわっと広がった真紅のニットドレスを買ったんです。最初は黒を手に取ったのですが店員の方にすすめられて着てみたらとても素敵で。"夏はこの服と旅に出よう、そしてたくさん写真を撮って思い出に残そう"と思ったんです。草原、青空、地層……雄大な自然の中にきっと映えると、試着室で夢が広がりました。さざ波のような毎日を愛するタイプの私も、たまにはドラマティックな非日常に飛び込みたくなる。そんなふうに大胆な気持ちにさせてくれるパワーも、情熱的な赤ならではですよね。それと夏に着る赤、というのも魅力的です。きらきらした日差しに映えるのはもちろん、肌の色とも相性がいいと思いませんか? 肌を露出したときに甘すぎず、色気が強すぎず、ちょうどいいあんばいになる。楽しい夏の思い出づくりのひとときに、欠かすことのできない色だと思っています」

佐藤栞里プロフィール画像
佐藤栞里

さとう しおり●1990年生まれ。2001年、11歳でモデルとしてデビュー。以来、『MORE』や『BAILA』をはじめとした数多くの女性誌で活躍。近年はタレントとしても活動し、2017年より「王様のブランチ」(TBS系列)でMCを務める。ほか「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」「有吉の壁」(ともに日本テレビ系列)などにもレギュラー出演中。

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