常に装いにも気を配っている、仕事ができるあの人。シーンや業務内容に合わせて、どんなスタイルも着こなしてしまう。さまざまなスケジュールに追われる、目まぐるしい5日間を追った
常に装いにも気を配っている、仕事ができるあの人。シーンや業務内容に合わせて、どんなスタイルも着こなしてしまう。さまざまなスケジュールに追われる、目まぐるしい5日間を追った
Day 1 得意先のパーティ／花柄のタイトスカート
夕方まで通常業務をこなしてから、夜は取引先のパーティに出席。どちらのシーンにも溶け込めるよう、フラワーモチーフのスカートでほどよく盛り上げるのが最適解だ。ヘビークレープポリエステル素材に咲き誇るのは、生地に織り込まれたデイジー。深く入ったサイドスリットがパワフルな人物像を演出する。トップスはシルクシフォンのボウタイブラウスで上品かつシンプルに。絶妙なバランスのビジネスフォーマルを完成させた。
Day 2 デスクワーク／ストライプのシャツ
オフィスにこもって書類仕事に精を出す日は、デニムでカジュアルダウン。トップスには快適にまとえる上質なシルクシャツを。洗練された、上司の威厳を控えめにアピール。ピッチの細いストライプ柄が、より清潔感ある印象をかなえる。胸もとのトリオンフの刺しゅうがさりげないワンポイントに。
Day 3 クライアント訪問／絵になるコート
外回りが多い日は、アウターをまとう時間が長くなる。1枚でさまになるコートを味方につけて、常に凛とした佇まいを目指したい。今季登場したザ・ロウのオーバーサイズのトレンチは、贅沢に生地を使いドレスライクなシルエットに。ウォッシュ加工を施したコットン素材が、長年愛用したようなこなれたムードを薫らせる。ショルダー回りにボリュームを与えている雨蓋のケープは取り外し可能。訪問先に合わせてよりスマートなデザインへと変えられる。
Day 4 会食／デザインブラウス
着席タイプの会食は、華やかなトップスで上半身を彩りたい。同じシルク素材を用いたブラウスとスカートは、ピンクとブラウンの色違いで、どちらも伝統的なバーバリーチェックがプリントされている。首回りには、垂らしても結んでもいい長いフリルスカーフがエレガントに垂れ下がる。動くたびにドラマティックに揺れる様が印象的だ。仕事で結果を残す人は、常に相手の記憶に残ることを装いにも意識している。
Day 5 プレゼンテーション／ブルー系のセットアップ
プレゼンテーションという公式な場には、スーツスタイルを。余裕を醸し、季節感も意識できる爽やかなカラーのセットアップが正解。素材はトレーサブルなRWS認証のウール100%。オーバーサイズのジャケットと、ウエストにダイヤモンドカットチェーンを配したアシンメトリースカートで端正な中に個性も宿して。サヴィル ロウで学んだステラ・マッカートニーならではの、テーラリング技術とデザイン性が融合したルック。
2週目のための素敵な選択肢
Day 1 花柄のタイトスカート
光沢感のあるポリエステルサテンにプリントしたのは、大ぶりのカーネーション。水でにじんだような質感とネイビーの単色で、フラワーモチーフをモダンに表現している。シルク製のリュクスなライニングは、肌当たりが極上だ。
Day 2 ストライプのシャツ
コットンシャツにフラップつきのスクエアポケットを配し、ユニフォームの趣をプラス。丈の異なる後ろ身頃が前身頃に掛かる仕立てもユニーク。端正なアイテムに少しのツイストをきかせた一枚は、オンでもオフでも活躍する。
Day 3 絵になるコート
流れるようなＡラインがエレガントなケープコート。ボタンに至るまでオールブラックにすることで、厳粛さも感じさせる。トップスのボリューム感に左右されずに羽織れるのもうれしい。数シーズン注目されているロンググローブとも好相性。
Day 4 デザインブラウス
シルクジョーゼットのブラウスは、深く開いたＶネックが印象的。ネックラインに沿った繊細なプリーツとフリルで、顔まわりを盛り上げる。ボタンにはマザーオブパールを採用し、細部まで品格が宿る一枚が完成した。
Day 5 ブルー系のセットアップ
自然と体になじむなめらかなウールに、ニュアンスのあるブルーデニムカラーをのせて。ジャケットはウエストを絞ったスリムフィットのダブルブレストタイプ。4つのラージメタリック4Gボタンが、ほどよく主張する。フロントのダーツからポケットのスリットまで、斜めに入ったラインがデザインの一部に。常にチャレンジ精神を忘れない上司として、大胆にショートパンツを取り入れるのもおすすめ。
