素材、テイスト、重ねる順番……いつもと違う組み合わせで同じアイテムだって見え方が変わる。これまでの常識を覆す進化したレイヤードで一歩先の着こなしへ

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2025年、【レイヤード術】は進化する! 今季らしく重ねるヒントは?

素材、テイスト、重ねる順番……いつもと違う組み合わせで同じアイテムだって見え方が変わる。これまでの常識を覆す進化したレイヤードで一歩先の着こなしへ

異素材ならぬ、同素材MIX。繊細な質感が生むネオハーモニー

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カーディガン¥44,000/オーラリー ブラトップ¥69,300・中に着たスカート¥99,000・靴下¥38,500/CLIFF co.ltd.(FUMIKA_UCHIDA) シャツ¥13,200/ブラミンク トーキョー(ブラミンク) スカート¥84,700/アオイ(エムエスジーエム) 靴¥59,400/アキラナカ

異なる質感のミックスは鉄板のレイヤード術。それを発展させて、あえて似た印象の素材を掛け合わせるのが最新。シフォンのように柔らかなシャツに、フェザーとコサージュをちりばめたシルキーなブラトップをON。そこに、シアーなモヘヤカーディガンを羽織り、繊細な素材のマッチングを楽しみたい。ボトムと足もとにはレザー調のスカートやニットの靴下を投入。対照的なテクスチャーで引き締めてメリハリを。

INの先の可能性を広げる、ジャケットONベスト

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ベスト¥39,600/A.P.C. ジャケット¥89,100/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店(レハ) スカート¥92,400/サカス ピーアール(ウェルダン) デニム¥37,400/グラフペーパー 東京(グラフペーパー) ブーツ¥222,200/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ)

いつもはジャケットの中に着るニットベストを、上から重ねるだけで目新しい佇まいに様変わりする。選び方のコツは、ジャストフィットするサイズ感と美しい仕立てのものを選ぶこと。グレンチェックのプリーツスカートの下には太めのデニムをブーツインして、抜け感をプラス。プレッピーなムードはキープしつつ、アシンメトリーなデザインやバルーン型のパンツで遊び心も忘れずに。

重ねるのは服だけにあらず。3種のソックス合わせ技

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カーディガン¥29,700/ジャーナル スタンダード 渋谷スクランブルスクエア店(FOLL) パンツ¥52,800/CLIFF co.ltd.(FUMIKA_UCHIDA)  レースのソックス¥8,800/NOHRA 中にはいたソックス(3足セット)¥1,650/NIKE カスタマーサービス(ナイキ) タイツ¥35,200(フェティコ)・靴¥140,800(参考価格)(ネオス)/THE WALL SHOWROOM

足もとに変化をもたらす靴下のレイヤード。ニットのタイツの上に、ロゴ入りのスポーツソックス。さらにレースのソックスを重ねて、とことんボリュームを盛るのが好手。サンダルはプレーンに色みを統一して、遠目から見ればモダンなブーツのような存在感。ルーズなサイジングのニットを合わせ、全体をユニークなフォルムにまとめた。

スポーティなコルセットにすべてを押し込む

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ベアトップ¥15,400/ドゥフォワイエ(オートリコ) ブルゾン¥129,800/アオイ(エムエスジーエム) 中に着たベスト¥7,810/NIKE カスタマーサービス(ジョーダン ブランド) 中に着たシャツ¥37,400/デ・プレ パンツ¥30,800/エストネーション サングラス¥53,680/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス(オークリー) 靴¥176,000/ジェイエムウエストン 青山店(ジェイエムウエストン)

アクティブなブルゾンの上から、伸縮性のある赤いベアトップをコルセットのようにON。襟と袖からシャツをのぞかせてクリーンで酒脱なムードを演出。ウエストを引き締めつつ、フレアなボンディングパンツを合わせることでスタイルアップもかなう。タイトなシルエットで、頭からつま先までをモードにアップデート。

脇役タンクトップが主役に躍り出る

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タンクトップ¥13,200/トゥ エ モン トレゾア トップス¥99,000/スーパー エー マーケット 青山(レナータ ブレナ) 中に着たニットトップス¥22,000/イコールメント パンツ¥99,000/エドウイン(リー) ニット帽¥25,300(セファー)・ヘアバンド¥19,800(アタッチメント)/サカス ピーアール ブローチ¥35,200・マフラー¥17,600/デ・プレ 靴¥155,100/クリスチャン ルブタン ジャパン(クリスチャン ルブタン)

いつもはインナーとして潜ませている存在のタンクトップ。トップスの上から着る逆転の発想で、まったく新しい見え方に。合わせたのは少しツヤのあるコットンブラウスとレザーパンツ。異なる質感を組み合わせて、ワントーンでも奥行きのある上級者のスタイルを実現! そこにグレーのニット帽とマフラーを加えれば、クールになりすぎない。

出し惜しみは一切なし! 潔く、フルで見せパン

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ベスト¥79,200・レーススカート¥71,500/CLIFF co.ltd.(FUMIKA_UCHIDA) トップス¥35,200/オーバーリバー(オー) 中に着たストライプパンツ¥24,200/エイチ ビューティー&ユース(オム ガールズ) 中に着た黒パンツ¥22,000/ドレスドアンドレスド タイツ¥8,800/リトルリーグ インク(ウォルフォード) キャップ¥5,280/NIKE カスタマーサービス(ナイキ ACG) 靴¥84,700/トリー バーチ ジャパン(トリー バーチ)

一躍ランウェイからトレンドになった"見せパン"スタイル。遠慮せず、全部見せるのが新しい。ウエスト部分と裾からチラッと色を見せて、実はストライプパンツと黒パンツを2枚はいた様子を大公開! そこにレーススカートやシアーなタイツで、センシュアルなムードをひとさじ。スポーティなトップスとのギャップが緊張と緩和を生み、レディな遊び心に。

ドッキングアイテムを駆使して省エネなのに重厚感

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ワンピース¥97,900/アカネ ウツノミヤ 中に着たレインコート¥52,800/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス(オークリー) ファージャケット¥143,000/アオイ(エムエスジーエム) ブーツ¥75,900/パープレッド

掛け合わせを考えるのも楽しいけど、レイヤードデザインになったアイテムも活用したい。レースブラウスとブラウンのタンクトップ、タイトなスカートが融合したワンピースは、一枚で洒落感を醸せるパフォーマンス上手。さらに、中にはテックなレインコートを合わせて、ドレスとスポーツ、異なるジャンルのミックス感も楽しめる。仕上げに動物のような毛並みが印象的なファーブーツで異素材を追加投入。全体をボルドーやブラウンのトレンドカラーでまとめることで、秋らしいこなれたムードが完成する。

テクスチャー違いのシャツをレイヤードした、欲張り三重奏

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シャツ¥53,900/CLIFF co.ltd.(FUMIKA_UCHIDA) 中に着たパジャマシャツ¥105,600・スカート¥97,900/JW ANDERSON 渋谷店(JW アンダーソン) 中に着たコットンシャツ¥39,600・ネクタイ¥15,400/グラフペーパー 東京(グラフペーパー) メガネ¥59,400/アイヴァン 東京ギャラリー(アイヴァン) ネックレス(上)¥86,900/ロンハーマン ジュエリー伊勢丹新宿店(ロンハーマン ジュエリー) (下)¥47,300/ロンハーマン(ハルポ)

素材やサイズ違いで3枚重ねたシャツを、思い切ってワンピース気分で。コーデュロイのウエスタンシャツは、アウターとして拡大解釈。インには光沢のあるパジャマシャツを投入しトレンドも押さえて。その下にさりげなくコットンシャツを仕込み、襟もとからきかせる。仕上げに同系色のネクタイをリンクさせれば、さらに上級の装いに。普段は一枚で着ているシンプルなアイテムこそ、"多めに重ねる"のがいい。

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