寒い季節は、着心地や暖かさを重視しながらも、一辺倒にならない着こなしを目指したい。シンプルなベーシックカラーからアクセントに最適なビビッドカラーまで、注目の7色を使ったオフランウェイのスナップを厳選。アウターや小物など、冬らしいアイテムを楽しみながら、どのように色を差すべきか、スタイリストの山﨑静香さんが詳しく解説する。

【冬のカラーコーディネート21選】スタイリスト山﨑静香さんに聞く、旬な色を上手に取り入れるポイントは?
寒い季節は、着心地や暖かさを重視しながらも、一辺倒にならない着こなしを目指したい。シンプルなベーシックカラーからアクセントに最適なビビッドカラーまで、注目の7色を使ったオフランウェイのスナップを厳選。アウターや小物など、冬らしいアイテムを楽しみながら、どのように色を差すべきか、スタイリストの山﨑静香さんが詳しく解説する。
【ネイビー】はスタイルの軸になるアイテムで
確かな品格を感じさせながら、黒よりもカジュアルなムードでまとえる「ネイビー」。コートやジャケットなど、スタイリングの要となるアイテムを選ぶファッションラバーが大勢を占めた。
あらゆる装いに寄り添う【ホワイト】を味方に
わずかなトーンや風合いの違いによって、スタイルの印象を変える「ホワイト」。凛としたクリーンな装いから、フェミニンな着こなしまで、さまざまなコーディネートにマッチする。
【ブラウン】は断然マットなテクスチャーが人気!
暖かみのある「ブラウン」は、この冬も引き続き注目したいトレンドカラーのひとつ。今季は特に、独特の風合いが魅力のスエードを掛け合わせたウェアやアクセサリーが豊作だ。
こなれ感と品格を両立する【グレー】こそ大胆に
きちんとしたシーンに適した端正なムードも、日常使いしやすい柔らかな雰囲気も兼ね備えた、オールラウンダーの「グレー」。今年らしく着こなすなら、潔くワントーンスタイルがおすすめ。
辛口な【カーキ】は都会的に着こなして
「カーキ」といえば、ワークテイストやミリタリールックの超定番カラー。普遍的な色だからこそ、旬のムードを上手に取り入れて、いかに洗練されたムードで着こなすかがスタイルのカギを握る。
【マスタードイエロー】は主役にも差し色にも最適
秋冬シーズンが似合う深みと、イエロー由来の明るさを併せ持つ「マスタードイエロー」。まとうだけで気持ちをエナジャイズしてくれるパワーがあり、差し色使いのみならず全身にも取り入れやすい。
ダイナミックに着こなすオーバーコート
オンライン中心のヴィンテージショップ「アウトオブユーズベルリン」を営むシシー・ポールは、発色のいいマスタードイエローのレザーコートを愛用中。足もとにはお気に入りだというフラワーモチーフつきのローファーを合わせた。「鮮やかなコートは一見難しく思えますが、フロントを閉じてワンピースのようにまとえば取り入れやすい。ピンクローファーとの合わせも小粋です」
冬の装いに華やかさをもたらす【レッド】
季節を問わず通年で楽しめるビビッドカラーも、本格的な寒さの訪れとともに出番が増える深みのあるトーンも。印象的な「レッド」がワードローブにあれば、この冬も重宝すること間違いなし。
ボルドーを中心にパンチのある赤をちりばめて
70代にしてミュウミュウのランウェイにモデルとして出演し、一躍脚光を浴びたファッションアイコンのドクター・チン。東京を訪れた際に彼女がまとっていたのは、オールレッドのスタイリング。「深みのあるボルドーのジャケットやバッグ、パイソン柄のレギンスまで色みを揃えながら、鮮やかな赤のスカートを加えてメリハリを効かせています。そのバランス感覚はさすがの一言!」


















