アウトドアアクティビティを楽しむ達人が、名品ウェアを紹介する連載「大人のアウトドア定番名品」。第5回は、スタイリストの森宗えりこさんが登場。リフレッシュを求めて日帰り低山や、山小屋泊を中心にアウトドアを楽しむ森宗さん。自ら試して見極めた機能的かつファッショナブルなギア&ウェアを紹介してくれた。
アウトドアアクティビティを楽しむ達人が、名品ウェアを紹介する連載「大人のアウトドア定番名品」。第5回は、スタイリストの森宗えりこさんが登場。リフレッシュを求めて日帰り低山や、山小屋泊を中心にアウトドアを楽しむ森宗さん。自ら試して見極めた機能的かつファッショナブルなギア&ウェアを紹介してくれた。
岡山県生まれ。トレンドを掴みつつ、さまざまなテイストを自由にミックスしたスタイリングが得意。雑誌や広告、ウェブ媒体で活躍。子どもの頃から剣道、バスケットボール、テニスなどを経験し、アウトドアだけでなく旅も愛する。Instagram:@morisoeriko
「ルールは設けず、山に合わせて」柔軟に楽しめるアイテムを選ぶ
「登山にハマったのは、コロナ禍で街への外出が憚られる時期。友人がグループ登山に誘ってくれたのがきっかけです。行き先は1,267mの大岳山だったのですが、登るのが意外に大変。でも運動部での経験があるせいか、苦しいけれど体を動かすのが気持ちよく、達成感がありました(笑)」。現在は日帰りで登る低山を中心に、山小屋泊やグループでの山行など、行動範囲はずいぶんと広がっているそう。「人気の百名山など、人の気配がある山であれば一人でも行きます。最初の登山で友人から言われた『続けていると登れるようになるよ』というアドバイス通り、経験を重ねて登れるようになるとより楽しくて。仕事や考え事から距離を置いてリフレッシュする時間が、私にとって何より大事なんです」。
photography:Makiko Obuchi
闇雲に機能性があるアイテムを手に入れるよりも、登る山と自分自身のレベルに合ったスペックを見極めるのが森宗さんのルール。ウェアやギアは、YoutubeやInstagramをチェックして選ぶことも多い。「機能性に加えて、カルチャーを感じるブランドに惹かれます。アイテム自体のファッション性だけでなく、ウェブサイトのセンスの良さなどがヒントになることも。一方で、モンベルやアークテリクスなど信頼のおけるブランドは、常に機能性が進化していて見逃せません」。自分のペースとセンス、そして向き合う自然に対して柔軟に、自由に取捨選択をする。スタイリストならではの美意識が、アイテム選びにも表れている。





