【HERMÈS(エルメス)】「バーキン 35」とバッグの中身をのぞき見! 人生をともに歩みたい一生ものバッグの魅力とは?

さまざまな業界で活躍するファッションラバーが、お気に入りのバッグと必需品を紹介する新連載がスタート。記念すべき第一弾は、イセタンサローネでストアマネージャーを務める小野澤亜南さん。高感度な彼女が愛用バッグとして紹介してくれたのは、HERMÈS(エルメス)の「バーキン」だ。今回はその魅力とともに、気になるバッグの中身を見せてもらった。

さまざまな業界で活躍するファッションラバーが、お気に入りのバッグと必需品を紹介する新連載がスタート。記念すべき第一弾は、イセタンサローネでストアマネージャーを務める小野澤亜南さん。高感度な彼女が愛用バッグとして紹介してくれたのは、HERMÈS(エルメス)の「バーキン」だ。今回はその魅力とともに、気になるバッグの中身を見せてもらった。

小野澤亜南プロフィール画像
イセタンサローネ ストアマネージャー小野澤亜南

三越伊勢丹に入社後、販売やアシスタントバイヤー、デジタルマーケティングなどの経験を経て、現在はイセタンサローネでストアマネージャーを務める。三越伊勢丹公認社員インフルエンサーとして活躍し、自身で企画するスタイリングイベント「le style at ISETAN SALONE」も人気を集めている。

愛用バッグは、エルメスの「バーキン 35」

エルメス バーキン35

大学生の頃は、ドラマ『ゴシップガール』に感化されてNYブランドを購入していたという小野澤さん。社会人になってからは、エルメスやデザイナーのPhoebe Philo(フィービー・ファイロ)が好きな母の姿に影響を受け、自身もミニマルなスタイルへと変化していったそう。「初めは、祖母や母から受け継いだエルメスのバッグを使っていました。そこで、エルメスのバッグはどんな洋服にも似合うということに気がつき、自分でも欲しいと思うようになったんです」。

愛用中の「バーキン」を手に入れたのは、母と立ち寄った都内の店舗でのこと。「購入したのは29歳の頃。母もそのくらいの年齢でファーストバーキンを手に入れたと聞いていたんです。それもあって、自分もぼんやりと35歳までには一生物のバッグが欲しいという目標があり、悩みつつも購入を決意しました」。圧倒的な存在感を放つ「バーキン」は、あえてカジュアルなスタイルに合わせ、その妙を楽しむのがマイルールだという。「ジェーン・バーキンのように、Tシャツやデニムなど、ラフな格好に合わせるバランスが好み。毎日寄り添ってくれる、心強い相棒です」。

黒やネイビーでシックに統一した、こだわりのアイテム

エルメス バーキン バッグの中身

「小物類は最近までカラフルなものを持っていたのですが、今は絶対に黒しか買わないと決めています」。ダークトーンでまとめられたスモールレザーグッズやポーチ、スカーフなど、バッグの中身もミニマルで洗練された雰囲気が漂う。

「ベアンミニ」「カルヴィ デュオ」「ユリス ミニ」、エルメスで揃えたスモールレザーグッズ

エルメス 財布 カードケース メモ帳

財布やカードケース、ノートカバーも、バッグ同様エルメスのもの。「財布は以前ベアンミニのグレーを使っていました。これは2代目で、色はもちろんブラック。パリの本店で購入しました」。

エルメス 財布 カードケース メモ帳
ノートカバーの「ユリス ミニ」には、別売りの「ノートレフィル ユリス」をセットして愛用中。

「ベアンミニ」は小銭入れが1つ、カード入れが2つのシンプルなデザイン。紙幣も折りたためばカード入れ部分に収納が可能だ。「カードケースとして使っているカルヴィ デュオは今年買い替えたもの。使い勝手がよく、スナップボタン付きのポケットには、小銭も入れられるので便利ですよ」。フラップの後ろにはオープンポケットが備わっており、見た目以上の収納力。いずれも手のひらサイズで、小さなバッグにも難なく収まりそうだ。「ノートカバーはすべてエルメスと決めています。大きいサイズも使っているのですが、より小さいユリス ミニの方が持ち運びやすいですね。去年のクリスマス前に購入しました」。日頃から自問自答することが多いという小野澤さんは、マインドフルネスのような感覚でメモを記しているのだとか。

さまざまなシーンで重宝する、エルメスの「カレ 90」

エルメス カレ90

馬具が描かれたクラシックな柄のスカーフ「カレ 90」。「5年前くらいに購入したもので、エルメスのスカーフではめずらしい、真っ黒なカラーリングに惹かれました。毎日バッグに忍ばせています」。

エルメス カレ90

「仕事の日もカジュアルなスタイリングが多いのですが、外商担当なので、急にお客様がいらっしゃるという時には、これを巻くだけで装いが引き締まるんです。首に巻いたり、肩にかけたり、冬は防寒対策としても活躍しますよ」。

屋内外問わず身につけられる調光レンズのメガネ

ブラン メガネ

日本のアイウェアブランドBLANC..(ブラン)のメガネ。「メガネの産地である福井県の鯖江で作られていて、好きなブランドの一つです。最近自転車に乗ることが増えたので、紫外線などを避けるために、屋外ではサングラスに変化する調光レンズにしました」。

ホットマンのハンカチはイニシャルを入れてカスタマイズ

ホットマン ハンカチ

「毎年4月になると、伊勢丹にも店舗が入っているタオルブランドのHOTMAN(ホットマン)で、ハンカチを10枚買い揃えています」。毎回すべてネイビーのベルベット地をセレクト。そこへイニシャルを入れてオーダーしているというこだわりぶり。「ハンカチを毎日選ぶのが面倒なので、こうして揃えているんです。発色がきれいで、乾きもいいですよ」。

愛猫キーホルダーがキュートなポーチの中身

無印良品 ポーチとポーチの中身
©Disney

愛猫のノルウェージャンフォレストキャットのキーホルダーがついたポーチは無印良品のもの。中には、香水やコーム、一筆箋など日常の必需品がきれいに収納されている。「お客様に手土産をお渡しすることもあるため、お礼の言葉を添える一筆箋は必須アイテム。OFFICINE UNIVERSELLE BULY(オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー)のコームは髪をざっくりまとめる時に便利です。香水は2本持ち歩いていて、仕事時はDiptyque(ディプティック)の白檀の香りをまとっています。ティーツリーのバームは、鼻に塗って花粉症対策にも」。

リップとフェイスカラーはシャネルがお気に入り

ポーチの中身 シャネルのリップとフェイスカラー

「メイク直しをすると顔がマットになってしまうので、CHANEL(シャネル)のフェイスカラーを適度にのせてつやをプラスしています。同じくシャネルのリップは、シーンに応じて使い分けられるよう、バーム、リップ、ティントの3種類を常備しています」。uka(ウカ)のネイルオイルはラベンダー&バニラの香り。忙しない日々も、指先までケアを怠らない小野澤さんの丁寧な生き方がうかがえる。

人生を伴走してほしい、一生ものバッグ

エルメス バーキン35
「バーキン 35」〈H25×35×D18cm〉

25、30、35、40と4サイズで展開している「バーキン」の中で、2番目に大きな35をセレクトした小野澤さん。「通勤バッグとしても使いたかったので、最初からサイズは35と決めていました。荷物をガシガシ入れられるので、仕事はもちろん旅行にも使用しています。何を入れてもびくともしないので、作りのよさを実感。お直しをしながら何十年先も愛用していきたいです」。