2025.04.09

1週間の海外出張、モード賢者は何をもって行く?

火曜日から7泊9日の海外出張。スーツケースに収納するのは、機能性を兼ね備えたモードなとっておきのみを厳選したい。マジカルなアイテムを旅慣れたファッションプロがレコメンド

火曜日から7泊9日の海外出張。スーツケースに収納するのは、機能性を兼ね備えたモードなとっておきのみを厳選したい。マジカルなアイテムを旅慣れたファッションプロがレコメンド

1週間の海外出張、モード賢者は何をもっての画像_1

【Part.1】 旅賢者たちのマストハブ

急なアポイントからビジネスディナー、雨降り、長時間のフライトまで。幅広いシーンで頼れる海外出張に手放せない必需品は?

SEEALLの別注ドレス

SEEALLの別注ドレス
ドレス¥38,500/シティショップ(シーオール)

片山久美子さん
ファッション ディレクター/CITYSHOP コンセプター

インドの伝統柄と日本の家紋柄を組み合わせたレースのマキシ丈ワンショルダードレス。薄手でかさばらずシワもつきにくい。「日中は白シャツと重ねて、夜は一枚で華やかに。表情ががらりと変わり、旅行中に何度も活躍します」。

mizuasobiの スイムウェア

mizuasobiの スイムウェア
スイムウェア¥17,600/ミズアソビ

柴田麻衣子さん
リステア クリエイティブディレクター

華奢なストラップ×シャーリングの布地のスイムスーツ。「出張先のホテルのサウナやプールはもちろん、ディナーの際にはパンツと合わせてセンシュアルなトップスとしても使える。透けるアイテムのインナーにもなり応用力抜群です」。

LEMAIREのデニム

LEMAIREのデニム
デニムパンツ¥129,000/エドストローム オフィス(ルメール)

河田愛歌さん
エディター

「超ハイウエストにつき、おなかの締めつけがまったくありません。フライト時や旅での食べすぎにも対応」。共布のベルトつきで、トップスをTシャツからブラウスに替えてタックインすれば、エレガントに決まる。

ポロ ラルフ ローレンの メンズシャツ

ポロ ラルフ ローレンの メンズシャツ
メンズシャツ¥28,600/ラルフ ローレン(ポロ ラルフ ローレン)

エディター 板垣
SPUR編集

「コットンポプリンのシャツは適当に畳んでしまっても、取り出してすぐにぱりっと着こなせる素材。Tシャツの上に羽織ってカジュアルに、前を閉めればきちんと感も出る。旅のあらゆるシーンで重宝します」。

PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKEのパンツ

PLEATS PLEASE ISSEY  MIYAKEのパンツ
パンツ¥56,100/ISSEY MIYAKE INC.(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE)

エディター 並木
SPUR編集長

「締めつけがなくノーストレスな上、歩行中のシルエットを美しく演出。海外コレクション取材では同業者とフライトで鉢合わせることがよくありますが、厳しいファッションチェックにも耐えられる」。

Waste Yarn Projectのニットキャミソール

Waste Yarn Projectのニットキャミソール
リブキャミソール¥39,600/ロク アオヤマ(ウェイスト ヤーン プロジェクト)

栗栖亜矢さん
ROKU バイヤー

「夏は一枚で潔く着たり、タンクトップに重ねたり。冬はタートルを下に着てレイヤードを楽しめるため、年中使えます。不規則に入ったボーダーが差し色として秀逸です」。肩のリボンもアクセントに。

Y(dot) BY NORDISKのアノラック

Y(dot) BY NORDISKのアノラック
ブルゾン¥29,700/エーピー ストゥディオ ニュウマン シンジュク(ワイドット バイ ノルディスク)

佐々木桃子さん
スタイリスト

「不安定な天候下では、必ずジャケットやコートの下にイン。本格的なアウトドアブランドのテック素材なので信頼度が高いんです。裾を絞ればカジュアルに転びすぎません」。

JUNYA WATANABEのTシャツ

JUNYA WATANABEのTシャツ
Tシャツ各¥9,900/コム デ ギャルソン(ジュンヤ ワタナベ)

栗山愛以さん
エディター

「機内やホテルの室内でくつろぐ服としても、暖かさを担保するインナーとしても、レイヤードアイテムにも。首まわりがしっかりした作りでモードな服とも相性がいいんです」。何色か手もとに置きたいベーシック品。

YanYanのカーディガンとスカーフ

YanYanのカーディガンとスカーフ
ニットカーディガン¥99,688・スカーフ¥31,900/リディア(YanYan)

マスイユウさん
ライター

アルパカ素材のカーディガンとスカーフは機内での防寒に。「肌ざわりが最高。一枚でサマになる華やかなパターンは、到着したまま街に出られるので重宝。寝癖のついた髪を真知子巻きでごまかしています」。

ニュートラルワークス.の ニットパンツ

ニュートラルワークス.の ニットパンツ
ニッティングパンツ¥20,900/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター(ニュートラルワークス.)

ひとりっPさん
ひとりっぷ® 編集

「張りがあるためニットでもルーズに見えない。トップスを選ばず、ジャケットを着ればビジネスシーンに応用も。洗濯機で洗えて乾きやすい。旅好きの友人3名が愛用中」。

GOLDWIN 0のライトジャケット

GOLDWIN 0のライトジャケット
ジャケット¥58,300/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター (ゴールドウイン ゼロ)

齊藤香奈さん
エドストローム オフィス PR

「雨や雪、強風から高密度ポリエステルが体を守る上、モードな装いに羽織っても違和感のないデザイン性。ファッションウィーク中は全身黒の日も多いので、はずしとしてブラウンに」。

オーラリーの ニットポロ

オーラリーの ニットポロ
ニット各¥41,800/オーラリー

渡邊 薫さん
スタイリスト

ウールに化学繊維を混ぜ特殊加工を施した素材はシワのテクスチャーをデザインとして楽しめる。「バッグの中に気にせず小さく畳んでしまえるところが便利。透け感があるので違う色のインナーの上に重ねてスタイリングのポイントにしても」。

CFCLのスカート

CFCLのスカート
スカート¥59,400/CFCL OMOTESANDO(CFCL)

岡島みのりさん
ライター

「スーツケースに圧縮して収納しても、形状が崩れません。ロング丈の曲線的なラインがシックな印象をもたらすため、TPO を意識する場面にも対応。海外クリエイターから『どこの?』と聞かれて会話が弾みます」。

セッチュウのパンツスーツ

セッチュウのパンツスーツ
ジャケット¥357,500・パンツ¥203,500/ドーバー ストリート マーケット ギンザ(セッチュウ)

川口さつきさん
DSMG Marketing & Communications

「セットアップは折り加工の線に沿って畳むことができ、 型崩れすることなくコンパクトに収納可能。麻のエレガントな風合いとリボンのディテールが美しいアイテム」。

イェンスのトップス

イェンスのトップス
トップス¥24,200/イェンス

表 萌々花さん
フォトグラファー

「とにかく生地が軽くて柔らかい! まとうだけで癒やされます。伸縮性が素晴らしく快適な着心地で、シワにならないのも高ポイント」。袖口のボタンでカフのフォルムが変わるため、予定や気分に合わせて着こなしに差がつけられる。

アンスクリアのラガーシャツ

アンスクリアのラガーシャツ
ラガーシャツ¥24,200/アマン(アンスクリア)

飯島朋子さん
スタイリスト

「撮影を伴う出張が多いのでTシャツがメインですが、襟つきラガーシャツなら少しかしこまった場にも対応。上からTシャツを重ねればスタイリングのバリエーションも広がります。デニムにもきれいめなパンツにも合います」。

【Part.2】 これが7泊9日ヨーロッパ出張スタメンだ

もしも7泊以上の長期出張に出かけるなら? 共に旅立つのは、ビジネスシーンに適したアイテムと、色とデザインがポイントとなる遊びをきかせた服。SPURが提案する最強の布陣なら、どんな場面でも安心

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1 しっとりした光沢感と立体的なギャザーが高級感たっぷり。インナーとして首もとからちらっとのぞかせても。
ブラウス¥107,800/THE WALL SHOWROOM(ジア スタジオ)

2 たくさん歩く日にも知的に決まるローファー。ポインテッドトゥがシャープな印象。
靴〈ヒール4.5㎝〉¥99,000/エドストローム オフィス(アワー レガシー)

3 iPadが難なく入るサイズのバッグ。端正な佇まいは着こなしを選ばない。
バッグ〈H23×W37×D18〉¥295,000/エドストローム オフィス(ルメール)

4 カチッとしたジレは、Tシャツに羽織ればビジネスシーンでの好感度が上がる。
ジレ¥162,800/3.1 フィリップ リム ジャパン(3.1 フィリップ リム)

5 末広がりの台形スカートはどんなトップスとも相性抜群の安定感。
スカート¥52,800/ショールーム ロイト(ビロット)

6 ベーシックなものこそラインの美しさと肌ざわりにこだわって。
Tシャツ¥15,400/エスケーパーズオンライン(フローレフローレ)

7 強風だって凌げるスタンドカラーと身幅が広くロング丈の頼れる一着。
ナイロンコート¥240,900/スーパー エー マーケット 青山(ガブリエラ コール ガーメンツ) 

8 尖ったつま先が装いをブラッシュアップ。ヒールが低いので歩きやすい。
靴〈ヒール5.5㎝〉¥95,700/ショールーム ロイト(ジアボルギーニ)

9 サマーウールの上着は腕まくりしたときのシワもスチーマーで楽々なかったことに。一着は持っておきたい。
ジャケット¥79,200/ショールームリンクス(ジュン ミカミ)

10 シワを気にせず着られるナイロンのバルーンドレスで旬の薫りもプラス。
ミニドレス¥30,800/アモーメント

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11 腰にも巻けるオーバーシャツは洗濯時の乾きやすさも魅力。
シャツ¥123,860/ビオトープ(クリスタセヤ)

12 透け素材をスタイリングのスパイスに。折り線つきで畳めばバッグに収納可能。
カーディガン¥53,900/リトルリーグ インク(ピリングス)

13 仕事後のディナーやパーティには小さな巾着バッグで身軽に。
バッグ〈H20×W20×D10〉¥94,600/ビオトープ(ナウハウ スタジオ)

14 (上)レトロな色つきレンズのサングラスはアクセサリー感覚で。
サングラス¥51,700/グローブスペックス エージェント(レスカ・ルネティエ)
(下)レクタングルフレームは、ビジネスコアな着こなしに役立つ。
アイウェア¥129,470/グローブスペックス ストア(ザ・スペクタクル)

15 うっとりするほど柔らかいカシミヤセーターは、1日の終わりにもフライト中にも癒やし効果を与えてくれる。
ニット¥49,000/Esmeralda Serviced Department(アプリオリ)

16 クロップド丈のトップスにはユーモラスなシワ加工が。
ニット¥39,600/ショールーム セッション(サヤカ デイヴィス)

17 小花の刺しゅう模様がキュートなスカートはベーシックなスタイルのはずしに。
スカート¥150,700/ドーバー ストリート マーケット ギンザ(セシリー バンセン)

18 一本あると便利なデニムは、オーセンティックな型をベースにポケットにのみデザインをきかせたものをチョイス。
デニムパンツ(501 ’90s EX)¥18,700/ビオトープ(リーバイス ビオトープ)

19 気温の変化や雨対策に。ナイロンブルゾンはジャケットの中に着ても、上から羽織っても。
ブルゾン¥297,000/ドーバー ストリート マーケット ギンザ(シモーン ロシャ)

20 メッシュ素材のショートブーツは靴下とのコンビネーションで表情を変える。
靴〈ヒール3㎝〉¥108,900/コロネット(フォルテ フォルテ)

21 スタイリングがマンネリ化してきたら、首や頭に柄物を取り入れたい。
スカーフ¥16,500/オーラリー

22 ウエストのシェイプが美しいロングドレス。シャツやTシャツを上からレイヤリングすれば、コーディネートの幅が広がる。
ドレス¥42,900/マメ クロゴウチ オンラインストア(マメ クロゴウチ)

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