大平かりんさんが愛用する、個性も実用性も備えたバッグとその中身を拝見【おしゃれな人のバッグの中身vol.8】

さまざまな業界で活躍するファッションラバーが、お気に入りのバッグと必需品を紹介する連載「おしゃれな人のバッグの中身」。第8回は、IT企業で働きながら、多方面で活躍中の大平かりんさんに注目。アイキャッチなピンクのバッグとともに、気になるバッグの中身を見せてもらった。

さまざまな業界で活躍するファッションラバーが、お気に入りのバッグと必需品を紹介する連載「おしゃれな人のバッグの中身」。第8回は、IT企業で働きながら、多方面で活躍中の大平かりんさんに注目。アイキャッチなピンクのバッグとともに、気になるバッグの中身を見せてもらった。

大平かりんプロフィール画像
IT企業会社員大平かりん

出版社でファッションエディターとして活躍後、2022年よりIT企業のパートナーシップチームに所属。「365日同じコーディネートはしません」と公言するほどのファッション好き。彼女が発信する唯一無二なスタイルにはファンも多い。

アイムソーリー バイ ペトラ・コリンズのバッグを愛用

アイムソーリー バイ ペトラ・コリンズ バッグ
バッグ/アイムソーリー バイ ペトラ・コリンズ、チャーム/ワタル トミナガ、シャツ/セリーヌ、ベスト/ザラ、スカート/ハウス オブ ホランド、ソックス/トム ブラウン、シューズ/シモーン・ロシャ

アメリカで誕生したファッションドール、ブライスが大胆にプリントされたデザインが鮮烈な印象を与えるアイムソーリー バイ ペトラ・コリンズのバッグ。マルチな才能を持つアーティスト兼ディレクターのペトラ・コリンズが、デザイナーのシュエ・ジェンファンが手がけるJennyFax(ジェニーファックス)とコラボレートしたスペシャルエディションだ。「ベルリン発の『032c』という雑誌が韓国でポップアップをやっていて、そこで見つけました。誰とも被ることがなく、今一番のお気に入りです」。

仕事でもプライベートでも、オン・オフ問わず愛用しているという大平さん。「仕事の日はジャケットを着るシーンも多いのですが、ダークカラーのジャケットにこのバッグを合わせたら、一気にプレイフルな印象になるので重宝しています」。

「最近は、グレートーンのコーディネートにハマっているので、ピンクのバッグがちょうどいいアクセントに。ハウス オブ ホランドのスカートとザラのベストは、フリーマーケットでスタイリストのコギソマナさんから買ったものなんです。コーディネートはいつも、朝起きた時のインスピレーションで組んで楽しんでいます」。一見難易度が高いように感じる個性派バッグも、大平さんのモードな装いにするりと溶け込み、唯一無二のスタイルが完成している。

カラフルなポーチやスモールレザーグッズでバッグ内を整理整頓

アイムソーリー バイ ペトラ・コリンズ バッグ バッグの中身
(上から時計回りに)トートバッグ/デイヴィッド・ホックニー展のグッズ、財布/ルメール、デジタルカメラ/Flashback ONE35、ポーチ/ルイ・ヴィトン、コインケース/イタリアの土産、名刺入れ/デルヴォー、サングラス(黒)/レイバン×Meta、サングラス(ピンク)/韓国で購入、サングラス(グリーン)/ロンドンで購入、ポーチ(青)/MoMAデザインストア、ポーチ(黒)/コム デ ギャルソン×ダイアナ・エジャイタ、ハンドクリーム/ヒノック、リップ/ロクシタン、リップ/シャネル、ボディローション/アヴェダ、パソコンケース/アーバン・アウトフィッターズ、バッグ/アイムソーリー バイ ペトラ・コリンズ、チャーム/ワタル トミナガ

バッグの中は、赤やピンクを基調とした華やかなアイテムがラインナップ。「油断するとバッグの中が汚くなってしまうので、あらゆるポーチを駆使して、どこに何を入れておくか決めるようにしています」。

ルメールの財布と、使い勝手抜群のコインケース

ルメールの財布 コインケース

一粒万倍日、天赦日、寅の日が重なった2025年3月の最強開運日に購入したという財布は、ルメールのもの。「ラッキーデーにつられて購入。当日まで気に入るものが見つからなかったのですが、出張先の富山で、空き時間に入ったセレクトショップでこの財布に出合いました。コンパクトでいて、カード、紙幣、コインが入ってとても使いやすいです」。

「コインケースはイタリア土産としてもらったもので、かれこれ10年以上は使っています。どこからでも開くデザインが本当に便利で、仕事でファッションデザイナーに会うたびに、これと同じものを作って欲しいとお願いしているほど(笑)」。

ビビッドな発色が美しいカードケース

名刺入れ ポーチ ルイ・ヴィトン デルヴォー

「領収書やレシートは、なくしてしまったり濡れてしまわないよう、編集者時代の先輩にいただいたルイ・ヴィトンのケースに入れています」。ピンクの名刺入れはデルヴォーのもの。オリジナリティが増す、イニシャルの刻印がポイントに。

サングラスは、スタイルや気分に合わせてつけ替えるのがマイルール

レイバン サングラス

「出先でサングラスの色が違ったかも……と後悔することがよくあるので、常に2本以上は持ち歩くようにしています。なくしたり壊したりしても大丈夫なよう、基本は安いサングラスしか買いません。韓国やロンドンの古着店に行くと1,000円程のサングラスがたくさん売っているので、そういうところで購入することが多いですね。家には20種類くらいあります」。

レイバンとMetaのコラボサングラスは、写真や動画撮影、音楽再生などが可能なスマートグラス。「日本ではまだ販売されていないんですけど、私はサンフランシスコで買いました。パリコレのランウェイでモデルが身につけていたり、アメリカだとAIアシスタントとして使用されていたりもするんです。新型には、キャッツアイなどの可愛いデザインもあるんですよ」。

コム デ ギャルソンのポーチには最小限のコスメ類をしまって

コム デ ギャルソン ポーチ

ドーバー ストリート マーケット ギンザ10周年を記念して作られた、イラストレーターのダイアナ・エジャイタとコム デ ギャルソンのコラボレーションポーチ。中にはリップや韓国のライフスタイルエチケットブランド、ヒノックのハンドクリームなど、最小限のアイテムが収納されている。「化粧直しはほとんどしないので、メイク道具はリップくらいしか持ち歩きません。これはシャネルのもので、マットなつけ心地が気に入っています。毎日つけるというよりは、会食などに行く前に塗るイメージです」。

装いに遊び心をもたらすアクセサリー

アクセサリー パンドラ ベア ボンジャスカ

ハートやアボカドなど、自分好みのチャームを組み合わせたバングルは、パンドラのもの。韓国に行った際に購入したというチョーカーは、リボンが愛らしいデザイン。ベア ボンジャスカのリングは独特の曲線やポップな色合いがキュート。「アクセサリーは失くしやすいのでバッグの中に入れておいて、人と会う前に身につけることが多いです」。

可愛さもクッション性も両立したPCケース

PCケース アーバン・アウトフィッターズ

仕事道具もカラフルな大平さん。「パソコンケースはアーバン・アウトフィッターズのもの。Y2K全開のブランドで雑貨も豊富なんですよ。3年前に訪れたハワイの店で一目惚れして購入しました」。Macのパソコンにはステッカーをたくさん貼って。「さまざまな企業へ打ち合わせに行くので、ステッカーを貼っていると話のきっかけにもなっていいですよ」。

サブバッグにトートバッグを活用

トートバッグ

鮮やかなグリーンが印象的なトートバッグにはパソコンを収納。「これはイギリスを訪れた際に、ライトルームで行われていたデイヴィッド・ホックニー展のスーベニアショップで購入しました。可愛くて気に入っています」。

まるでフィルムカメラのようなデジタルカメラ

Flashback デジタルカメラ

使い捨てカメラのような、現代人からすると面倒くさいと思う部分をあえて大事にしたFlashbackのデジタルカメラ。「友人のホームパーティで教えてもらい手に入れました。実際のフィルムと同様、撮影できるのは27枚のみ。すべて撮り終えたら、連携させたスマートフォンのアプリへ転送します」。デジタルカメラではありつつ、フィルムを現像をするように、画像を見ることができるのは24時間後。「フィルターもレトロ調になっていて、フィルムで撮ったような味わいのある写真が楽しめます」。

バッグの中には必ず本を1冊

本

ビジネス本が好きだという大平さんがこの日持っていたのは、ワコールの創始者、塚本幸一の評伝本だ。「最近知り合いがワコールに入社したんですけど、彼女が自分の本棚を紹介していて、その中にあったこの本が気になり手に取りました。いろいろな人に最近面白かった本を聞いて、その中からなるべく自分の琴線に触れそうなものを取捨選択して読んでいます」。

キュートなデザインと収納力を両立したバッグ

アイムソーリー バイ ペトラ・コリンズ バッグ

「ガシガシ荷物を入れられる収納力の高さはもちろん、持ち手が太くしっかりしているところもポイント。荷物が重くなっても、ショルダーバッグとして携えられるのでラクなんです」。マチがしっかりあり、内側にはジップポケットとスリップポケットを備えているため、小物を分けて入れられるところも実用的。

バッグにユニークなアクセントを添えるのは、ワタル トミナガのチャームだ。「ワタル トミナガは洋服も可愛くて好きなブランドの一つです。このチャームはインスタで見て、このバッグに付けたいと思って手に入れました」。存在感抜群のバッグにチャームを取り付け、さらに自分らしく味付けするアイデアにセンスが光る。