[vol.6]最近人気の海辺の町、イギリスのMargate(マーゲイト)。行ってみたら熱海でした!

実はコペンハーゲンファッションウィークの前にもう一箇所寄り道してました。それはイギリスの田舎町、Margate(マーゲイト)! 


最近いろんなところでこの町の名前を見聞きする。友人やファッション関係者のInstagram。そしてロンドンのメンズコレクションで見かけたサステイナブルブランドと、コペンハーゲンのトレードショーで出合ったスキンケアブランドもマーゲイトが拠点。さらには偶然か否か「Topman Design」のショーに登場したスウェットシャツのプリントにまでこの町の名前が登場していて、まるでサブリミナルのよう……。確かめねば~! 

マーゲイトは、ユーロスターが発着するロンドン・セントパンクラス駅から約1時間~1時間半くらい。実はこの町はクラシックなビーチリゾート。そう、日本で言うところの熱海なのです! ロンドンから日帰りでも十分楽しめます

まずは、コンテンポラリーアートが集まる随一の美術館へ

この街の目印となるのは『Turner Comtemporary(ターナー・コンテンポラリー)』。学生時代をマーゲイトで過ごし、その海の様子を絵画に残したウィリアム・ターナーにちなんで設立されたモダンアートの美術館。ここ、マーゲイトはトレーシー・エミンなどのアーティストにも所縁のある土地なのです。

欠かせない、海辺のグルメ情報

おすすめは、フードパークにある可愛らしいシーフード専門店「Po’Boy」。もちろん海辺の定番フィッシュ&チップスといきたいところだが“Samurai Prawn”サンドイッチが気になってしまった。パン粉でカラッと揚げたエビちゃんにサラダ、ネギ、ゴマ、そしてピリ辛マヨネーズ。彼らが“pink pickle”と呼ぶ、カブのお漬け物が効いていて好印象!

さらに、実はこの日はローカルフェスティバル。サイダーを買い込み見学することに。パブ『the lifeboat』には地物をはじめサイダーが各種揃っていて、おすすめ! さらに試飲もできるので、決めかねたらお願いすること。

するとやっぱり欲しくなる、フィッシュ&チップス。ところで、一口にフィッシュ&チップスと言ってもいろいろあるのです。衣の種類に加えて、もっと基本的な違いは魚の種類。ベーシックは大きめでふっくらしたコッド(cod)などのタラ類。ビジュアル重視ならこちらが良いが、若干食感はやわらかすぎるかも。そのほか定番はカレイ(plaice)やオヒョウ(halibod)。個人的には歯ごたえのあるhalibodが好き!

こちらはコッド(タラ)。写真映えばっちり!

ファッションや雑貨など、ショッピングスポットも充実!

さて、お腹が満たされたので海辺の商店街を歩いていると「Palace」や「Supreme」といった人気スケーターブランドのロゴをもじった”Margate”Tシャツが目に飛び込んできた! お土産にぴったりなこちらのアイテムはスケーターショップ『Skate Pharm』(こちらはポップアップストアだったようで、本店舗は丘の上に。地図をご参照ください)のオリジナル。 


また、「haeckels」は、マーゲイトに来たら絶対にマストのショップ(後述する美術館『ターナー・コンテンポラリー』から丘に上がったところにあります)。近郊の海からとれた海藻を使ったナチュラル系スキンケアと、キャンドルなどのインテリアフレグランスのブランド。プロダクトのクオリティだけでなく、パッケージや店舗のデザインも素敵です!

ショップの奥にはサロンもあり、海藻で巻かれるトリートメントもあるらしい。プロダクトは日本でも取扱いがあります

そしてマーゲイトにはアンティークやヴィンテージも溢れてます。それらはマーゲイトのオールドタウンの中心に位置するキング・ストリート界隈に集結。ヴィンテージファッションなら『Breuer & Dawson』。60'sや70'sなど、イギリスらしいヴィンテージアイテムが揃います。そしてアンティークなら『Paraphernalia』がおすすめ。
↑Breuer & Dawson
↑Breuer & Dawson

↑Paraphernalia
↑Paraphernalia。食器や雑貨、家具まで可愛らしいアンティークアイテムばかり
さらに、大物を探すなら『Margate Retro Fort Road Yard』へ。古い看板や家具、さらには子供用の遊具まで、ショップのプロップなどにもぴったりなアイテムが勢揃い。
↑Margate Retro Fort Road Yard
↑Margate Retro Fort Road Yard。見ているだけでも楽しい
アートスポットもありつつ、海辺らしいおいしい食べ物や、買い物スポットも。古き良きイギリスの田舎を感じられる街ではありますが、冬は寒そ〜なので暖かい時期をご推薦いたします!
<マーゲイトMap>

 

マスイどっきり㊙報告

まだまだあります、マーゲイト界隈の見どころ

マーゲイト界隈には他にも見どころがあります! イギリスで撮影されたPVやら写真やらで見たことのある、あの有名な白い岸壁はご近所のBotany Bay(ボタニー・ベイ)。


そして1つ前の駅、whistableもオススメ。こちらも海辺の町で可愛らしいハイストリートがある。そこを抜けたところには、オイスターの街らしくシーフード専門店が。中でも人気は『Wheelers Oyster Bar』。奥のレストランよりもカウンターがオススメ。要予約!

マスイユウプロフィール画像
マスイユウ

ロンドンを拠点にグローバルに活躍中のジャーナリスト。お肉と餃子をこよなく愛するスタイルアイコン。自称・浜松餃子親善大使。

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