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面白いのはファッションだけじゃない(前回参照)! ジョージア・トビリシ“非公式”観光親善大使のあたくしが、フード、カルチャー&ちょっとディープなジョージアをご案内。東西、そしてイスラム圏とのクロスポイントに位置するだけあり、非常に豊かな文化とおいしい食事も目玉なのです!
さっそく、これを食べずしてトビリシは語れないフード
①khachapuri(ハチャプリ)
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必食メニューはこの2品! まずは「khachapuri(ハチャプリ)」。簡単に言うとチーズパンです。ジョージアはパンが美味しく、ナンのように釜の側面に貼り付けて焼くスタイルでどれももちもち食感なのだ。イチオシの食べ方はAdjarian(アジャリアン)スタイル。土手となっているパンを、かき混ぜた卵黄とチーズにディップ。お気に入りの「Sakhachapure N1」では、ちょっと酸味があるチーズがたまらない風味。オープンキッチンから工程を眺めるのもまた楽しい!
②khinkali(ヒンカリ)
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もう1つは「khinkali(ヒンカリ)」。今回の旅仲間『リステア』の柴田麻衣子氏(写真右下)に「ファッション辞めて、Khinkali屋さん開く」と言わしめたのが、このジョージア版小籠包だ。中身はスパイスとハーブの効いた肉とスープ。オススメレストランは「Sofia Melnikovas Fantastiuri Duqani」。ベーシックももちろん良いが、コリアンダーのパンチが効いたマッシュルームフレーバーもバッチグ〜! 暖かい日は中庭で食べられるのもグッド。
ワインも美味ですよ
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ワイン造りの残骸から蒸留したチャチャというお酒もトライせよ! 3杯で昇天間違いなし
雑貨バイイングだって!
それではここで、マスイ特選ジョージア土産を一挙にご紹介!
ここにしかない街の空気
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トビリシ旧市街には伝統的な街並みが広がり、大戦前のエレガントなヨーロッパの薫り漂う建物やソビエト時代の前衛的なデザイン、さらには前大統領がこしらえた謎の現代建築と、あらゆる様式がミックスされている。一本裏道に入ると“廃屋好き”のあたくしにはたまらない半分朽ちたような建物が軒を連ねる。以前訪れた際のベスト・インスタグラムポイントは、道の両側を鉄鋼の梁が支えるこの風景。けれど今回訪れたら各地で再開発がスタート。古き良きジョージアを目に焼き付けたいなら、行くのは今しかない!
マスイびっくり㊙︎報告
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トビリシのクリエイティブシーンがここに!
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「Fabrika」の入り口にあったコンテナー、実は移動式ギャラリーだった。アートギャラリー「Project Art Beat」の仕掛け人であるNatia Bukiaは、デザイナー「Lako Bukia」の妹。トビリシではクリエーティブ姉妹として名高い。そんな彼女が昨年オープンした常設ギャラリーでは、新進気鋭のアーティストを紹介。1920年代前後には英国大使館だったという建物も見どころ(もちろん朽ちてる)!
<トビリシMap>
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ロンドンを拠点にグローバルに活躍中のジャーナリスト。お肉と餃子をこよなく愛するスタイルアイコン。自称・浜松餃子親善大使。