獅子座 7.23〜-8.22生まれ

面倒なときも、またよいもの。大切な人との関係が深まる年

コロナ禍のなか幕を開けた2021年、リモートワークにオンライン会議と、人と会う機会がぐんと減った人は多いことでしょう。それでも、獅子座の人はどこか「いつもより、人と深い話ができたな!」という実感があるかもしれません。2021年は獅子座にとって、パートナーシップの年でした。恋人や夫婦といった親密な関係はもちろんのこと、一対一で向き合う相手に適用される運です。お互いがお互いのほうをきちんと向いて、言いたいことはきちんと伝えて、相手のことを尊重できたし自分もまた尊重してもらえた。そんな感覚を持てるほど、いい関係を結べたとき。知り合いや仕事上でのつながりが増えたという人も少なくないでしょう。

続く2022年は、1月から5月上旬にかけて、限られた人とさらに特別に深いコミュニケーションを取っていく時期が訪れます。「お互いにストレスなくうまくやっていければOK」ということではなく、一歩踏み込んで本気のコミットをしたいと考えます。今まで「言いにくいから黙っておこう」と思っていたことを徹底的に投げかけていく人は多いでしょうし、用心深く立ち入らないようにしてきた相手の個人的事情に踏み込まねばならないことも増えるでしょう。あなたもまた、今までスルーしてきた自分の問題について真剣に語ったり、腹を割って向き合ったりすることになるのかもしれません。

単純に、関係性だけのことではないでしょう。仕事であれば、目上の人から重要な役割を受け継いだり、噛み砕くのに長い時間と多大な労力がかかる“教え”を授かったりすることがありそうです。かけられた期待や願いが重すぎて、無理と感じることもあるでしょうが、同時に、期待にこたえていかなければいけないことも、あなたはよくわかっているのだろうと思います。

恋愛も深さを増していくでしょう。パートナーがいる人も、これから出会う人も「のめり込むように愛する」か、「深入りする」、どちらの言葉が似合う愛を心に据えるかで、まるで感じ方が変わってくるでしょう。心も体もぴたりとひとつになっているほどに愛するのか、それとも心全部を相手に持っていかれるようにして愛の渦にのまれるのか。当然ながら、どちらにも正解・不正解はありません。ただ、この時期の愛が秘密をはらみやすい点においては、若干の不安があります。「愛らしきもの」に流され、言いたいこともなんとなく言えないまま我慢だけを重ねていくような状況では、愛が嫉妬心や執着心に変わってしまう可能性も。獅子座の人はそんな状態に陥ってしまえば、強い自己否定の淀みにはまってしまいなかなか抜けられません。でも幸せ、というならばそれもまた人生ですが、あなたらしさを損なうような人や関係には、無縁でいてほしいと願っています(怖いことを言ってすみません)。

人と深くかかわりを持つこの時期のあなたですが、大事なことは「わかったつもり」にならないということです。この人はこういう人、と思い込んでしまうと、深い愛もやりとりも、輝きを失ってしまいやすいようです。いつも「わかろう」というスタンスでいる、それもまた大事なことです。

 

「わあ、面白い」が新しい世界への扉を開く

5月半ばから10月にかけて、ぱっと視界が開けるような感覚が訪れます。何にもとらわれることのない解放感を、胸いっぱいに抱く人はとても多いことでしょう。これまで接点がなかった人たちと過ごす時間が増えたり、がっつりと学んでみたいテーマに出合えたりする人はとても多いはずです。転職や引っ越しをして、今までとはまるで違う世界に飛び込む人もいらっしゃるでしょうね。

ここでは、5月上旬までに極めたものを、また別の角度から、視野を広げて眺めることになります。近づきすぎて見えなかったもの、深く入り込みすぎて気づかなかったものに、たくさん気づくことができるでしょう。対象となる相手とのベストな距離を見いだせる人も、きっと多いはずです。

愛でも人間関係でも、仕事でも、最初からベストな距離を見つけられたら簡単ですよね。でも、きっとこうして、近づいたり離れたり、深入りしすぎたり客観視したり、不器用にコミットしながら人間関係は深まっていくのだと思います。そこまでしてもつながっていたい相手とご縁があるということが、2022年最大のギフトなのかもしれません。

 

KEY ACTION

5月まで
「シェア」が重要なキーアクション。あなたはおよそ独り占めなどなさらない方ですが、たとえばいただきものをしたら皆で分け合ったり、出張に出たらみんなにお土産を買ったりしたいもの。形あるものに限りません。うれしいことがあったら、周りに話して。

5月以降
今の自分にとっては難易度の高いことを、ひとつ目標として持ってみるといいだろうと思います。仕事でも、ワークアウトでも、はたまた生活習慣でも、なんでも大丈夫。おそらくかなりいい形で達成できますし、自分に自信も与えてくれるだろうと思います。

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