蠍座の支配星は、現代では冥王星となっていますが、伝統的には火星が当てはめられていました。赤々と輝く火星の姿そのままに、色でいえば赤、ジュエリーでいえばガーネットが蠍座の人の味方をすると考えられています。
ガーネットは古くから、その鮮紅色が血に見立てられ、紋章などで多用されました。一族の「血」のつながりを表しているのでしょう。ギリシア・ローマ時代には同じく「血」への連想から、ケガから身を守るお守りとして用いられていたともいいます。現代の日常ではもちろんそういった血を見る戦いはないですが、社会において「戦う」ようなシーンは決して少なくありません。まさに生命の源とも言うべき血の赤は、蠍座の人に尽きることのないエネルギーをもたらしてくれるでしょう。ジュエリーはお守りであり、心のカンフル剤であり、そしてかけがえのない味方なのです。