去る5月、シンガーソングライターで俳優の星野源さんと俳優の新垣結衣さんが結婚することを発表、大型カップルの電撃婚はサプライズと同時にハッピーなムードをもたらしてくれました。ふたりの星座をみると、新垣結衣さんが双子座(1988年6月11日生まれ)、星野源さんが水瓶座(1981年1月28日生まれ)と、ともに風の星座であることから、占い好きの界隈では、「風の時代に誕生した、風の星座同士のビッグカップル!」と話題になりました。
また、おふたりが共演したドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』は、契約結婚をはじめ、様々な結婚観や恋愛観をテーマに掲げていて。まさに、時代の変化、価値観の多様性を象徴する「風の時代」のプロローグのような作品でした。そんな、“風ずくめ”なふたりの結婚は、風の時代のそれこそ“追い風”を受けて、これからも多くの人に影響を与えそうです。
で、今回のトピックは、占いと相性について。
上述の通り、星野さんと新垣さんの太陽星座は「風の星座」。12星座を、火・風・地・水の4つのエレメントに分けて、同じエレメント同士は相性がよいというのは昔から一般的に述べられるところ。ですが、同じでも合わなかった、パートナーとの関係は良好だけれど異なる(なんなら相性の悪い)エレメント同士だという声もよく聞きます。
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そもそも“相性がいい”ってどういうことなのでしょうか。
友人として、恋人として、結婚相手として。先輩と後輩、ビジネスパートナー、スポーツのチームメイト etc. 状況や関係性によって相性のよさの定義、求められることは変わってきそうですね。その人の大枠を表す太陽星座ひとつとって、相性のよしあしを判断してしまうのは早計でもったいないなと思います。乱暴にいうと、同じ出身地だから話が合うとか、食の好みが合うとか、そういったラベルのようなものなのかもしれません。
そこでおすすめしたいのは、昨今のトレンドでもありますが、ホロスコープのチャートを用いて総合的にみること。一般的な相性占いは太陽星座(生まれた日に太陽が位置している星座)でみますが、恋愛は金星や火星を、社会的な関係は火星や木星、結婚相手との相性は月星座で見たほうがいいなど、様々なアプローチで多角的にみることができます。
例えば、星野さんと新垣さんの月星座をみると。星野さんは水のエレメントの蠍座、新垣さんは地のエレメントの牡牛座と、チャートでみると正反対に位置します。正反対だと相性がよくないと思われがちですが、だからこそ惹かれ合うことも多い相性です。ふたりがどんな結婚のカタチを望むのかにもよりますが、一緒に生活することを伴う結婚という関係において、互いにないところを補いあえるのはプラスなのかもしれません。
人に惹かれるのって理由がないですよね。自分と共感できるところが多いから好きになったり、タイプが真逆だからこそ魅力的に映ったり。ただそこにあるのは「相手をもっと知りたい」という気持ちだと思うんです。また、「相手を理解する」ことも関係性を深めるには大事になってくるのかも知れません。ギフトを選ぶとき相手を想い相手の好みをリサーチするように、占いをセカンドオピニオンとして活用し相手のことや今の運気などを参考にするのもコミュニケーションの一助になるのかな、と思います。
男女といった異性同士に限らず、恋愛・結婚のスタイルが多様化する今、その関係性やパートナーシップによって占いの使い方も様々。占いがコミュニケーションの可能性を狭めるのでなく、占いを活用することでさらに広げられるともっと楽しくなりそうですね。
なお、相性占いといえば、ふたりホロスコープを重ねてみるコンポジットチャートという占い方があり、これがなかなか的確で面白い。話しだすと長くなりそうなので、いつかお伝えさせてください!(編集R)