【7月7日:一粒万倍日の七夕】願い事を叶いやすくする、短冊の書き方トリビア【今週の占い便り7/5~】

今週の7日(木)は、七夕の日。

織姫と彦星が天の川を渡って、年に一度の逢瀬が叶う日。街のあちらこちらで、願い事を書いた短冊が飾られた笹を見ることもあるでしょうか。今年はみなさんにもぜひ短冊を書いて欲しいと思います。なぜなら、今年の七夕は、上弦の月と一粒万倍日が重なる、願い事をたくすにのにおすすめの日取りだからです。

当コラムでも何度か触れてきましたが、一粒万倍日は、「一粒(ひとつぶ)の籾(もみ)が、万倍にも実る稲穂になる」という云われから、未来に向けての種まきや、新しいことをスタートさせるのに最適な吉日。上弦の月は、月の満ち欠けのサイクルのなかでも、勢いよく物事を拡大させる影響がある時期で、新たなことはじめや方向転換に向いていると云われます。

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私も、6月末の「夏越の大祓」でここ半年の穢れを清め、七夕のときに短冊に願いを書きながら下半期の誓いを立てる流れが、この時季のルーティンとなっています。

ところで、短冊の色には意味があるのをご存じでしたでしょうか。『七夕さま』の歌詞に、「五色の短冊」というフレーズが出てきますよね。その五色とは、<青、赤、黄、白、黒>のことで、陰陽五行説の<木、火、土、金、水>を意味しています。

なお、日本においては、昔は緑を「あお」と呼んでいたことから青ではなく緑を、縁起が悪いという理由から黒の代わりに紫を使用する場合が多いようです。

また、5色は、陰陽五行説における「五徳(仁・礼・信・義・智)」にも呼応しているといわれ、願い事に合わせて、短冊の色を選ぶとより叶いやすくなるとも。

整理すると……
「青・緑」  木:人間力を高める。徳を積む
「赤」    火:祖先や親に対する感謝
「黄」    土:人を大切に思う。人を信じ、信頼を育む
「白」    金:義務や決まりを守る
「黒・紫」  水:学業向上

例えば、平和を願うなら、青または緑。恋愛や友人など人間関係に関係することなら黄色、といった具合でしょうか。願いごとがいくつかある場合は、それに合わせて複数の色の短冊を用意してもよいでしょう。

書き方もポイントがあり、縦書きで書くこと。消せるペンや鉛筆は避けたほうがよいとも云われます。願い事を書いたら、短冊の空いてるスペースに、自分の名前と生年月日を書くのを忘れずに。書いた願い事は声に出すことで、自身の気持ちを強くするとともに、思いが届きやすくなるそうですよ。

なお、願いごとを書いた短冊は、笹に飾る以外にも、手帳に挟んでおくなどしてもよいとのこと。私は、宮司さんよりそのように教えていただいてから、神棚に祀るようにしています。そして、年の終わりに、縁のある神社へ御礼とともに返納しています。

日取り抜群の今年の七夕、2022年下半期の運気アップに向けて、活用してはいかがでしょうか。(編集R)

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