【火星双子座期】石井ゆかりさんのメッセージをおさらい! 火星×双子座の7カ月間をどう過ごす?【今週の占い便り8/23~】

2022年下半期の、大きな星の動きのひとつとして、見逃せないのが、火星の双子座入り。2022年8月20日〜2023年3月25日、途中に逆行期間も挟みながら、なんと約7カ月もの間、火星はふたご座に滞在します。通常、火星はひとつの星座を約2カ月かけて回りますから、その約3倍以上の長期間滞在となります。

年末年始に公開し好評だった、水晶玉子さんと石井ゆかりさんの対談特集でも、石井さんが火星双子座期について、述べられていました。

こちらの記事が公開されたのは、今年の1月初旬。すでに8カ月が過ぎようとする今、読み返してみると……今後を示唆するようなことに触れられていて、改めてはっとさせられます。

illustration: Parvana_Pery / Shutterstock.com

2022年8月下旬から2023年3月にかけて、火星が双子座に位置しますよね。双子座は一般には「コミュニケーションの星座、知的でクールな星座」などと語られることが多いんですが、一方で「嵐」と関係が深い星座です。双子座のカストルとポルックスは嵐のときに現れる「セント・エルモの火」と関連付けられ、船乗りの信仰の対象になっていたりします。実際、双子座生まれの人にも、けっこう「荒ぶる」ものを抱いている人が多いなと感じます。この星座に闘いと怒りの星・火星が位置すると、「荒ぶる嵐」のイメージが浮かぶなと思いました。

最近は地球温暖化と関係があると見られる巨大な台風や大雪、山火事など、「災害」のニュースが世界的にあとをたたないので、「嵐の時間」というとどうしても、ダイレクトな嵐を思い浮かべてしまいます。でも、星占いの「嵐」は象徴的な意味合いで受け取るべきだろうなとも思います。私たちの心の中に起こる嵐、社会的に吹き荒れる嵐。たとえば選挙などで既存の政権がゆらぐとき「風が吹いた」「○○旋風」などと言いますよね。すでにある格差とか差別とかの社会的なカベを、嵐がぶっ壊してくれる、と考えると、嵐も悪くないと思えます。

「風の時代の始まり」とはつまり、古い価値観の破壊から始まるのかな、とも感じています。風は「関係」の世界ですが、夫婦別姓や同性婚の問題、家父長制の解体など、すでにはじまっているんだなと思います。新しく吹き始めた「風」が、古い制度を解体・分解し始めているんだなと思うのです。

事故や事件、オンライン上で起こる炎上事件や、対立がヒートアップしすぎての争いなどが予測されますが、新しい時代を迎える前の“片づけ”としての意味も持つのかと考えさせられました。

これらは、個人レベルに落とし込むとよりリアリティが増します。多様性の時代とされる風の時代。自分軸、自分らしさが大切だというのは、占いコンテンツだけでなく様々なメディアで目にします。とはいえ、“自分らしさ”なんて、そう簡単には見いだせないですよね。脳内の理想で作り出すものではなく、実際に行動して経験を積むことで手がかりを得られるものである場合が多いでしょう。そんなとき、双子座を象徴する「好奇心」が強まるこの時期であれば、不思議と軽やかにトライ&エラーできそうです。普段、腰が重めの人もフットワークが軽くなり、視野を広げ、場数を踏むことで自分が心地よいと思うことや価値観を探しやすくなるチャンス期です。

また、 自分らしさを知るには、客観的な視点も必要不可欠。行動やエネルギーを示す火星に、「コミュニケーション」を表す双子座が入っているこの時期は、奥手の人でも積極的に人と交われそうです。また、双子座はSNSなどオンラインコミュニケーションの象徴でもあります。国内外の様々な人やコミュニティとつながれる機会を得られれば、それらの人々の意見を通して、自分への理解が深めることができそうです。

私も、火星双子座期に備えて、いつかやりたい、やらないと後悔しそうだというリストを作りました。「クルマの免許をとる」といったリアルなものから、新しい趣味アカウントのSNSを始めるなど双子座の特性を活かしたものまで。きたる風の時代に合わせてのウィッシュリストのブラッシュアップ、とてもワクワクするのでおすすめです。

2023年3月24日に、時代や世代を象徴すると云われる冥王星が水瓶座入りし、風の時代のムードが一層高まり本格化するといわれています。その前に起こる、長期の火星双子座期は、言葉をかえると、風の時代へ向けて自分をアップデートするための最後のテストライド、もっと言い切ると、ラストチャンスかもしれません。

約7カ月間に及ぶ双子座滞在記を積極的に活用して、風の時代をより自分らしくハッピーに生きるための、試行錯誤をしてみるのはいかがでしょうか。(編集R)

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