春の兆しを感じたら、咲き誇る花々を集めたジュエリーで指先や耳もとを彩りたい。つけた瞬間に気持ちがパッと明るくなる、生き生きとした煌めきの背景を探ってみよう。
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ブランド : Van Cleef & Arpels（ヴァン クリーフ&アーペル）
コレクション : Frivole（フリヴォル）
コレクションの誕生年 : 2003年
原産国 : フランス
素材 : ローズゴールド, ホワイトゴールド, ダイヤモンド
価格 : ¥786,500 ~ ¥2,798,400
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生命力に満ちた春の訪れを予感させる、＂フリヴォル＂コレクション。1906年の創業時からメゾンのクリエーションの源泉となってきた詩情あふれる自然、なかでも花モチーフは欠かせない存在だ。
新作はローズゴールドが主役。1920年代から用いられてきた代表的な技法のひとつ、ミラーポリッシュ（鏡面仕上げ）を施した花びらが、太陽の光を浴びたかのように煌めき、生き生きとした存在感を放つ。その一枚一枚が熟練職人の手で切り出され、整えられ、極めてなめらかに研磨されて光を照り返す。グラフィカルなハート形の花びらは立体的に配置され、花芯のダイヤモンドを、周りを囲むおしべのようにプロング（爪）が支えている。
さらにディテールを見てみよう。「アントレ レ ドア リング」では、隣り合うふたつの花が高さと角度を変えた絶妙な位置に配され、互いの光を反射し合う。
「8フラワー リング」のホワイトゴールド台には、オープンワーク（金属面に孔を開ける透かし細工）が施されている。裏面まで貫通する孔にセッティングされたダイヤモンドは、内側まで光が入り込んで輝きを増す。さらにミラーポリッシュを施したローズゴールドの花を加えて、光のブーケが完成。鮮烈に輝くジュエリーの秘密は、メゾンならではの、魔法のように光を操る職人の巧みな手仕事にある。
