グッチが世界に飛躍するきっかけとなった、ホースビットのモチーフ。ブランドと乗馬との強いつながりを体現する、シンボリックなデザインのジュエリーの背景を探る ========================= ブランド : GUCCI(グッチ)コレクション : Horsebit Fine Jewellery(ホースビット ファインジュエリー)コレクションの誕生年 : 2004年原産国 : イタリア素材 : イエローゴールド、ホワイトゴールド、ダイヤモンド価格 : ¥473,000 〜 ¥902,000 ========================= 「ホースビット」ファイン ジュエリー (右上から時計回りに)"ホースビット"バングル〈K18YG〉¥693,000・バングル〈K18WG、ダイヤモンド〉¥902,000・ネックレス〈K18WG、ダイヤモンド〉¥770,000・ピアス〈K18YG〉¥869,000・リング〈K18WG、ダイヤモンド〉¥473,000・リング〈K18YG〉¥484,000/グッチ クライアントサービス(グッチ) 1921年にイタリア・フィレンツェで創設。ブランドを象徴するモチーフのホースビットは、馬具のハミにインスピレーションを得て誕生した。上流階級のたしなみであった乗馬の世界に深い情熱を注いでいたグッチ。ハミの機能から生まれたミニマルでタイムレスな魅力に着目した。 顧客のライフスタイルと密接に関わる中から生まれたのが、ダブルリングとバーから成るホースビット ハードウェア(金具)だったのだ。そのデッサンが最初に登場したのは、40年代後半。バッグの装飾に用いるために、さまざまな試行のあとがあった。 ’53年に初めて靴を作るにあたって、アルド・グッチがホースビット ハードウェアを飾ったローファーを採用。これが爆発的な人気を呼び、またたく間にブランドのシグネチャーとなる。その人気はバッグやスカーフにも及び、名品を生んだ。 (右)〈K18WG、ダイヤモンド〉¥770,000・ピアス(左)〈K18YG〉¥869,000/グッチ クライアントサービス(グッチ) 2004年ファインジュエリー コレクションによって、ホースビットの歴史に新たな足跡が刻まれた。’25年の新作は、ホワイトゴールドにダイヤモンドをあしらった、シングルリングの3アイテム。 モチーフを拡大すると、端正なフォルムとダイヤモンドの立体的なセッティングが目を引く。表面はふっくらとしたボリュームを持ちながら、裏面は肌に沿うよう作られている。第二の肌のようにいつも身につけて、乗馬から始まるホースビットのエレガンスを存分に楽しみたい。 「ジュエリーを巡る冒険」をもっと見る 【GUCCI(グッチ)】乗馬の伝統と美学を伝える「ホースビット」ファイン ジュエリーの魅力 【HERMÈS】の名作「エルメス・クルー・ドゥ・H」。エッジィなスタッズに秘められた物語とは? 【MIKIMOTO】ミキモトパールに似合う、スタイリッシュなリボン誕生 【ピアジェ ローズ】薔薇へのあくなき情熱が結晶した名作ジュエリー 【カルティエ】の職人技が結集した名作ジュエリー、「クラッシュ ドゥ カルティエ」 【ティファニー】の永遠の愛のシンボル。「ジャン・シュランバージェ バイ ティファニー」