熟練職人の伝統的な手仕事で創られる、モダンな表情の花々。イエローゴールドの煌めきとオープンワークが描き出す、軽やかなエレガンスの秘密を解き明かす。 ========================= ブランド : Van Cleef & Arpels(ヴァン クリーフ&アーペル)コレクション : Flowerlace(フラワーレース)コレクションの誕生年 : 2025年原産国 : フランス素材 : イエローゴールド、ダイヤモンド価格 : ¥1,174,800 〜 ¥3,788,400 ========================= (上)"フラワーレース"クリップペンダント〈YG、ダイヤモンド0.54ct /チェーンの長さ90㎝〉¥3,788,400・(下)同 アントレ レ ドア リング〈YG、ダイヤモンド0.35ct〉¥1,174,800(ともに予定価格)/ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク(ヴァン クリーフ&アーペル) 生命力あふれる自然界の中でも、花はメゾンを象徴するモチーフのひとつ。今回は"フラワーレース"コレクションの新作にクローズアップ。花冠の輪郭を浮かび上がらせる、オープンワークによる造形美の背景に着目したい。 クリップペンダントのトップのサイズは、46×45㎜。熟練職人の手によるオープンワークが、このサイズと軽快な装着感を両立させる。製作に用いられるのは、伝統的なロストワックス鋳造法。花モチーフをワックスで彫刻して焼成すると、ワックスが溶けて流れ出し、鋳型ができる。そこに溶かしたゴールドを流して固めると、前出のワックス彫刻と同一のゴールド製花モチーフが出現する。 ゆるやかなカーブを描く曲線構造のため、次の研磨の工程には、とりわけ繊細な手作業が必要。研磨によってゴールドの光沢を最大限に煌めかせることで、ダイヤモンドの輝きとの相互作用が高まり、肌の上で強い反射を実現できる。さらに工程は、周囲をゴールドビーズが取り囲む花芯部分へ。ダイヤモンドを留める爪の先端までが球状に仕上げられ、曲線が生み出すシルエットを強調する。 "フラワーレース"アントレ レ ドア リング〈YG、ダイヤモンド0.35ct〉¥1,174,800(ともに予定価格)/ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク(ヴァン クリーフ&アーペル) 2025年に誕生した新作ピースは、全5アイテム。ドレスアップにもカジュアルにも、幅広く対応できる。伝統的な手法を用いて花の一瞬の表情を写し取りながら、モダンなスパイスをきかせるセンスに、心惹かれずにはいられない。 「ジュエリーを巡る冒険」をもっと見る 【ヴァン クリーフ&アーペル】クラシックとモダンが軽やかに溶け合うジュエリー、“フラワーレース” 【BVLGARI(ブルガリ)】匠の技が実現した“セルぺンティ ヴァイパー”のしなやかさ 【GUCCI(グッチ)】乗馬の伝統と美学を伝える「ホースビット」ファイン ジュエリーの魅力 【HERMÈS】の名作「エルメス・クルー・ドゥ・H」。エッジィなスタッズに秘められた物語とは? 【MIKIMOTO】ミキモトパールに似合う、スタイリッシュなリボン誕生 【ピアジェ ローズ】薔薇へのあくなき情熱が結晶した名作ジュエリー