シャネルの最新ハイジュエリー「コロマンデルコレクション」。そのインスピレーション源は、その名の如く、生前のマドモアゼル シャネルが傾倒した、コロマンデル屏風。東洋文化への関心の高さで知られた彼女のフィロソフィーを「フローラル」、「ミネラル」、「アニマル」という3つのキーワードを基に紐解いている。
59点の作品の中でも、あっと驚くような独創性で目を引くのが、「オリゾン ロワンタン」と名付けられたビブネックレス。オープンワークで繊細に仕上げた地金には、ダイヤモンドと、象嵌細工のようにあしらわれたマザーオブパールが幻想的な輝きを演出。まるで伝統工芸作品のような精巧なデザインに、存在感のあるステートメントを加えるのは、センターに配された6.52カラットのオーバルカットダイヤモンド。シャネルならではの卓越したクラフツマンシップとサヴォアフェールが可能にした、驚愕のマスターピースだ。