今年で創業160周年を迎える、ヴァンドーム広場の雄、ブシュロン。独創的なクリエイションで際立った個性を放つこのメゾンが本年打ち出したのが、ハイジュエリーコレクション「ナチュール トリオンファント」。テーマは、メゾンにとって尽きることのないインスピレーションのひとつである、自然の美。「ナチュラリスト」、「シュールレアリスト」、「アルシミスト」という3つのチャプターで構成されたコレクションでは、88点にも及ぶ作品たちが披露された。
蔦の葉をモチーフにした「リエール ドゥ パリ」を再解釈したチタン製のネックレス「リエール ジヴレ」をはじめ、ユニークな作品が多数制作される中、特に注目を集めたのが、紫陽花の花をモチーフにした「ニュアージュ ドゥ フルール」ネックレス。ピンクゴールドとマザーオブパール、そしてパヴェダイヤモンドのペタル装飾は、3Dスキャン技術により、まるで本物の花のようなリアルな造形美を実現。そのほかにも、実際の花弁に特殊な加工を施し、「フルール エターナル(永遠の花)」として蘇らせたリングなど、イノベーティブな作品が数多く出揃った。