2018.05.25

愛と保護、幸福の証としてのジュエリーがモチーフに

1858年に創業し、1893年にはジュエラーとして最初にヴァンドーム広場にブティックを構えたブシュロン。メゾンのアイコン的コレクションである「セルパンボエム」のストーリーは、1888年にまで遡る。事業の成功とともに世界中を飛び回っていた創業者のフレデリック・ブシュロンは、水晶婚式にあたるこの年、妻のガブリエルに愛と保護、幸福の証として蛇を模したネックレスをプレゼント。このネックレスこそ、現在の「セルパンボエム」の原型だ。

1880年に制作された、蛇をモチーフにしたネックレス
1880年に制作された、蛇をモチーフにしたネックレス
 

それ以来、蛇のモチーフはブシュロンにとって、単なるジュエリーを超え、お守りのような存在に。そして1968年、自分らしく生きる才気にあふれた女性でもあったガブリエル・ブシュロンへのオマージュもこめられた最初の「セルパン」コレクションが誕生する。

第68回カンヌ国際映画祭にて、1885年に製作された、蛇をモチーフにしたハイジュエリーネックレスを着用したモデルのナターシャ・ポーリー。
第68回カンヌ国際映画祭にて、1885年に製作された、蛇をモチーフにしたハイジュエリーネックレスを着用したモデルのナターシャ・ポーリー。
 

そして2013年、創業者フレデリック・ブシュロンが経た数々の大旅行のように、時代や場所を超越し、ボエム(ボヘミアン的)な自由で生き生きとした人生を祝福するジュエリーコレクション「セルパンボエム」が誕生。モダンな中にメゾンの卓越したクラフツマンシップを宿した珠玉のジュエリーは、唯一無二の存在感を放っている。

ブシュロン カスタマーサービス
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