カラーストーンと聞いて、真っ先に思い浮かぶのがサファイア、エメラルド、そしてルビー。三大貴石としても知られるこれらの石は、ダイヤモンドよりも長い歴史があるという。
「サファイア、エメラルド、ルビーの魅力は何と言ってもその歴史的価値です。日本ではエンゲージメントリングといえばダイヤモンドが主流ですが、ヨーロッパでは古の時代から王侯貴族から珍重されてきました」。こう語るのは、カラーストーン専門のホールセーラーであり、その確かな目利きから様々なメディアに出演するカピル・ミタル氏。さらに聞くと、三大貴石は今が “買い” だという。
「年配の方が持っている印象が強いこれらの石ですが、実は今その人気が再燃しているのです。テクノロジーの発達により採掘の効率が上がり、質の高い原石が以前に比べて採れやすくなったことが大きな理由です。昔なら、色が濃ければ濃いほど貴重とされてきたこれらの石ですが、今ではあえて淡い色を好む方も増えています。認知度の高い石だからこそ、微妙な個性の違いに目を向けて、自分なりの楽しみ方を見つけて欲しいです」。
モードラバーにオススメ、三大貴石を使ったジュエリーを厳選
イエローゴールドの地金に合わせたのは、情熱的なレッドルビー。伝説的なデザイナー、ジャン・シュランバージェのタイムレスなデザイン美学が光るクリエイション。
ブルガリのアイコンジュエリーから、チャイニーズニューイヤーに合わせて登場した限定ネックレス。四弁花の中央に、エネルギッシュなルビーが輝いて。
ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌが提案する、毎日着けられるプレシャスストーン。華奢なゴールドチェーンには、エキゾチックなエメラルドを合わせて。
ジョージジェンセンならではの独創性が際立つ、3つのパーツを組み合わせたリング。シンプルなホワイトゴールドと、パヴェセッティングそたサファイアが大胆なコントラストを描く。
繊細なディテールが、ヴィクトリアンスタイルを彷彿とさせるロマンティックなリング。スクエアカットのルビーが風格を漂わせる。
ブルー、パープル、ピンク3色のサファイアを交互に配したネックレス。カラーバリエーションの多さも、サファイアの魅力のひとつ。
サファイアのクラシカルなイメージを一新するアヴァンギャルドなデザイン。グラフィカルなシルエットに、ブルーサファイアがクラス感のある煌めきを添える。
クラシカルなバゲットカットを、アシンメトリーに配して。重厚なエメラルドを、ぐっとモダンにアップデートさせたエッセンシャルなデザイン。
ひとつひとつ表情の異なるエメラルドを組み合わせたリング。個性的なインクルージョンを楽しめるのも、カラーストーンの魅力。