【本田美奈子】クリエイティブエージェンシー代表が選ぶ、名刺代わりのパートナーウォッチ

ファッション、ビューティ、ライフスタイルをはじめ幅広いクライアントのブランディングやPRを手がけるクリエイティブ・エージェンシー、LYDIAの代表の本田美奈子さん。エッジの効いたファッションスタイルが目を引く彼女の手元には、スイスの老舗マニュファクチュアであるヴァシュロン・コンスタンタンのヴィンテージウォッチが光る。

「仕事を始めたばかりの頃、父親から譲り受けたのがフランク ミュラーの腕時計。それ以降、ハンドメイドで作られる機械式時計の世界の魅力に惹かれ、自分でも勉強するようになりました。結婚記念日や誕生日などのライフイベントに合わせて買うことが多いですが、夫も腕時計好きなので、お互いに情報交換しながら、運命の一本に巡り合った時には自分へのご褒美として思い切って購入することもあります」。

お気に入りのコレクションを並べてもらうと、先のヴァシュロン・コンスタンタンをはじめ、ジャガー・ルクルト、グランドセイコー、そして70年代のパテック・フィリップのドレスウォッチなど、玄人好みのヴィンテージウォッチがズラリ。

「レザーストラップのタイムレスなデザインが好み。中でも思い入れがあるブレゲの『クラシック』は、婚約記念にNYで購入したもの。レザーストラップは、ファッション感覚で付け替えられるからスタイリングのアクセントにもってこい。最近ではインターチェンジブルのものも増えてきてますよね」。

最近ではモバイルデバイスの普及もあり、腕時計をしない人が増えているが、本田さんにとって腕時計は実用性やファッション性だけでない、メッセージが込められたアイテムとして重宝しているという。

「それぞれのウォッチメーカーが全く異なるストーリーを持っているところも面白い。初めて買うなら、デザインや流行だけでなく、メーカーの歴史にも目を向けるのが大事。大きな買い物なので、それが良い投資か否か判断する材料にもなります。腕時計のチョイスって割とその人のキャラクターが垣間見えたりするので。自分がどうありたいのか、どう成長したいのか。そうしたメッセージを込めて買った腕時計は、間違いなく自分の人生を共にする一生ものになってくれるはずです。」。

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