【内藤歩】ヘアメイクの現場をスマートにアシストしてくれる、エブリデーウォッチ

ファッション誌や広告など、幅広い分野で活躍するヘアメイクアップアーティストの内藤歩さん。ヴィンテージの風合いのジーンズに、フィービー・ファイロ時代のセリーヌのストライプシャツをサラリと合わせたカジュアルなスタイリングとは対照的に、手元には硬派なカルティエの腕時計がピリッとしたスパイスを加えている。

「仕事柄あまりアクセサリーをたくさん着けられないので、単体で着けてもスタイリングが締まって見える腕時計は、毎日のスタイリングに欠かせません。初めて購入したのは、カルティエの『マストタンク』。父親が『タンク』を好きで使っていたので、小さい頃から憧れていました」。

長年使っていたカルティエが昨年故障し、修理に出している時に2本目を買おうと決意したという。選んだのはエルメスの「ラリー」。モータースポーツのラリーに着想を得た、個性的なオーバル型のケースに、遊び心満載のデザインのアラビア数字を取り入れたエルメスならではの一本だ。

「常に手を動かしている仕事なので、動作の妨げにならない小ぶりなケースが好きです。良い靴を履いていると良い場所に連れて行ってくれるという言い伝えがありますが、私にとっては時計がそれにあたる。キチンとした時計を着けると、それだけで少し背筋が伸びるんです」。

メンズライクな洋服に、エレガントな腕時計。お手本にしたくなるようなスタイリングだが、内藤さんにとって腕時計はただの服飾品以上の実用性があるという。

「ファッション感覚ということもありますが、私は意外と腕時計の実用性に惹かれていて。というのも、仕事でメイクをしながら時間を確認する時に、スマホを出してホームボタンを押していると、いかにも時間を気にしているように見えるじゃないですか。でも腕時計なら、ブラシを持ちながらサッと目を向けるだけで時間がわかる。現場の作業をスマートにサポートしてくれる、頼れるアシスタントです」。

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