ジュエリーのエキスパートは、ハイジュエリーも折衷主義【本間恵子】

日本で数少ない、ジュエリー専門ジャーナリストの本間恵子さん。私物のジュエリーを見せてほしいとお願いすると、大きなスーツケースを持って撮影スタジオに現れた。

ジュエリーのエキスパートは、ハイジュエリの画像_1

「これでもほんの一部」と笑いながら見せてもらった本間さんのコレクションは、どれもきれいにメンテナンスされ、小さなビニール袋(100円均一で購入したものだそう)に小分けに入れて、ケースに収納されている。

ジュエリーのエキスパートは、ハイジュエリの画像_2

「若い頃はかなりの頻度でジュエリーを買っていましたが、最近は大物を年に数点ほど。アンティークや、日本の若いクリエイターの作品もよく購入します」。

中でもとびきり存在感を放つのが、ブルガリの「セルペンティ」のブレスレット、そしてピアジェのカラーストーンをあしらったジュエリーウォッチ。いずれも、普段使いには不向きに見えるハイエンドな代物だが、本間さんは特に気負うことなく使っているという。

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「豪華なジュエリーは、それだけでも存在感がありますが、私は自分らしさを意識して、ミックス&マッチして取り入れるようにしています。例えばこのピアジェの時計は、ヒスイの文字盤に合わせて、モナカのクリソプレーズのピアスを組み合わせたり。大振りの色石のリングには、アンブッシュ®︎の、時計のようなトロンプルイユのブレスレットで外しを加えるのが好きです」。

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