個性的なヘアスタイルに、憂いを帯びた眼差し、そして華奢な骨格。アミティーの容姿を一言で表すとしたら、アンドロジナスという表現が似合う。
「自分のジェンダーに疑問を持ち始めたのが小学生の頃。トランスジェンダーだと両親に打ち明けたこともあります。その後、ジェンダーに対する理解を深めるうちに、自分がノンバイナリーだということに気付きました」。
そう語るアミティーの様子からは、確固たる意思と、SNS世代特有のレイドバックな姿勢が見てとれる。
「ジェンダーの話は難しくなりがち。でも、そんな難しく考える必要もないと思う。男か、女かという二元論ではなく、私は私として見てほしい」。
アメリカで生まれ育ったアミティー。子供の頃に訪れた日本で、文化の違いに衝撃を受け、いつか移住したいと願った。
「とにかく日本に行きたくて、早稲田大学に進学しました。とはいえ、入学してすぐパンデミックが始まってしまったので、大学生らしいことは何もできていませんが…」。
昔から生粋のモード好きで、普段から全身ブラックのスタイリングで固めるアミティ。今回の撮影では、そのアンドロジナスなイメージを、エルメスのワードローブとシルバージュエリーで表現した。
「エルメスのシルバージュエリーは、それ自体にアートオブジェのような存在感があって、スタイリングのスパイスになってくれる。ジェンダーを問わず取り入れられるのも魅力的ですね。いつか買いたい、と思っていたので、撮影でトライできて嬉しかったです!」
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