#55 ニットの耳もとに透明感を【simmon】

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2022年9月25日に千秋楽を迎えた大相撲秋場所。横綱不在、大関陣が不調のなか、推しの玉鷲関が2度目の優勝を果たし、個人的にはとても楽しませてもらった。「鉄人」の異名を持つ玉鷲関は現在37歳の現役幕内最年長力士。同年齢で誕生月も一緒だし、2人の男の子を持つ親という共通点もあるので、以前から親近感を持っていた。土俵上での力強い突き押しとは対照的に、インタビュールームでは笑顔で丁寧に受け答えをする温厚な人柄や、じつはお菓子作りや刺しゅうが得意という意外な一面も相まって、気がつけばすっかりファンになっていた。

秋場所9日目には初土俵からの通算連続出場回数が歴代3位となり、偉大な記録を塗り替えた玉鷲関。その日の取組直後のインタビューで「若い頃と変わらず、元気に相撲を取り続けたい」とにこやかに答えた彼に対し、実況アナウンサーが放ったフレーズがとても印象的だった。「目も汗も、キラキラと輝いています!」いや、まったくもって仰るとおり。年齢にとらわれず果敢に挑戦し続ける姿に、希望と感動をもらった千秋楽だった。ありがとう、玉鷲関。来場所も楽しみにしています。

ジュエリーのコラムなのに、相撲の話で勝手に盛り上がってしまいました。「キラキラと輝いている」といえば、心惹かれているのが東京発のジュエリーブランド、シモン(simmon)のヘキサゴンピアス。六角形にシェイプされた透明なクォーツが、一点の曇りもないクリーンな輝きを放つ。けれどもそれは、すべてを見透かしてしまうような鋭いものではなく、どこか水面を反射する光にも似た、やさしくてみずみずしい輝き。ぼんやりと眺めていると、幼い頃に近所の川で遊んだ懐かしい記憶がよみがえってくる。同時に、玉鷲関のように前向きに頑張っている人の汗の結晶を顕微鏡で観察したらこんな風に見えやしないだろうかと、つい勝手な妄想も膨らんでしまう。

クォーツのシャープなカッティングを引き立てるのが、イエローゴールドの華奢なロングフック。石とフックのつなぎ目が見えにくいように設計されていて、極限までミニマルに仕上げたデザインに惚れ惚れする。どの角度からでも光がきれいに入り、子どもの瞳のようなピュアなきらめきをかなえる。装着するとジオメトリックな造形が耳もとで浮遊しているように見えて、その様子がなんともモダンで神秘的。ニットの出番が増えるこれからの季節、やわらかな素材にクリアな輝きがキラリと映えて、美しいコントラストが目を引きそうだ。

思い立ったらネットでポチッてしまう私が言うのもなんですが、まずは実物に触れて確かめてみてほしい。9月28日から10月4日までの期間限定で開催される、伊勢丹新宿店のポップアップストアへぜひ。場所は伊勢丹新宿店本館1階アクセサリー プロモーション1です。

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ヘキサゴン クォーツ ロング ピアス〈K18YG、クォーツ〉¥90,200
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