Boucheron(ブシュロン)は、新作ハイジュエリーコレクション「IMPERMANENCE(インパーマネンス)」を発表した。日本の文化である“生け花”と“侘び寂び”の思想を着想源にした、22点のハイジュエリー作品で構成する。
ブシュロンは、新作ハイジュエリーコレクション「インパーマネンス」を発表した。毎年1月と7月に異なるコンセプトのハイジュエリーコレクションを発表しているブシュロン。2025年1月には、「ヒストリー オブ スタイル」コレクション「UNTAMED NATURE(手つかずの自然)」を発表し、創業者フレデリック・ブシュロンの自然観にオマージュを捧げた。

コンポジション No.4 シクラメン、オーツムギ、蝶、毛虫〈WG、ダイヤモンド、チタン、ナイロンワイヤー、ブラックラッカー、ブラックスピネル、ブラックDLC、合成繊維〉¥315,480,000 ※予定価格
今回の「インパーマネンス」は、毎年7月に発表される「カルト ブランシュ」コレクションの新作。「カルト ブランシュ」は、フランス語で“白紙委任”を意味し、クリエイティブディレクターのクレール・ショワンヌが自身のクリエイティビティを最大限に発揮することで、ハイジュエリーの慣習や定義を押し広げて新境地を拓いてきたメゾンの精神を体現するコレクションだ。

コンポジション No.6 チューリップ、ユーカリ、トンボ〈WG、ダイヤモンド、マザーオブパール、ニチノール、サファイアガラス、ホウケイ酸ガラス〉¥158,400,000 ※予定価格
移ろいゆく一瞬の美しさ、儚さを意味する「インパーマネンス」。日本の文化である“生け花”と“侘び寂び”の思想に着想を得て、植物と昆虫をモチーフにした22点のハイジュエリー作品が6つのコンポジションで構成され、“光”を軸として、流転する生命の一瞬をとらえている。
コレクションのはじまりであるコンポジション No.6は、チューリップ、ユーカリ、トンボが組み合わされ、最も明るく軽やかな光を宿す。数字が小さくなるごとに、光が徐々にかげりを帯びていき、最後のコンポジション No.1では、ポピー、スイートピー、蝶が深い暗闇の世界を描き出す。この光から闇への移ろいが、自然の儚さと尊さを表現している。

コンポジション No.1 ポピー、スイートピー、蝶〈WG、ダイヤモンド、ブラックスピネル、オニキス、チタン、ブラックサンド、マグネット、アベンチュリン ガラス、ブラックセラミックコーティング、ペンタブラック®〉¥122,760,000
延べ20,000時間以上の緻密な制作を経て創り上げられた、6つのコンポジション作品は、造形や素材、技法といったあらゆる側面でハイジュエリーの限界を超える挑戦を続けてきたメゾンの革新性の結晶だ。