キャロリーナ・ブッチが明かす、家族との思い出が詰まったジュエリーと時計

イタリアのハイジュエリーブランド、キャロリーナ・ブッチを手がけるデザイナーのキャロリーナ。フィレンツェで4代にわたりゴールドスミス(金細工職人)を営む、由緒正しい家系に生まれた彼女が得意とするのは、個性的な装飾を施したゴールドジュエリー。日本でもファンの多い彼女は、今回オーデマ ピゲとのコラボレーション第2弾にあたる「ロイヤル オーク・フロステッドゴールド キャロリーナ・ブッチ」の発表にあたり、大切なジュエリーボックスを携えて東京を訪れた。

photographer:Yusuke Miyashita text:Shunsuke Okabe

 

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「オーデマ ピゲとの思い出は、7年前にまで遡るわ。35歳の誕生日に、夫が何か贈り物をしたいと言ってきて。そこで、NYで見かけたある女性のことを思い出したの。彼女が着けていたのが、オーデマ ピゲの腕時計。その時計が気になって、バーグドルフ・グッドマンに駆け込んで、どのブランドか聞いて回ったのよ。夫にそのことを伝えると、きっと"ロイヤル オーク"だと教えてくれた。でも私が欲しかったゴールドは廃盤になっていて、夫がヴィンテージのものを探してきてくれたの。今でも大切に使っているわ」

今回発表された新作は、文字盤に大胆なミラーポリッシュを取り入れた前衛的なデザイン。彼女の手持ちのジュエリーとの相性もよく、カラフルなビーズブレスレットとまるで一体化しているよう。

「このブレスレットは、自分のブランドのもの。好きなビーズを繋ぎ合わせて、D.I.Y.感覚で色々組み合わせられるの。子供達と遊んでいて閃いたのよ。今日持ってきたジュエリーボックスにも、思い出が詰まってる。ほら、開くと中から子供達の写真が出てくるの」

「美しい景色を写し込むダイヤルを作りたかった」

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こちらが、オーデマ ピゲとキャロリーナ・ブッチのコラボレーションによる「ロイヤル オーク・フロステッドゴールド」最新作。世界300本限定で発売。通常グリッド状の素材が用いられる文字盤には、ピカピカのミラーポリッシュ素材が。「世界中の美しい景色を写し込む、パーソナルな時計を作りたかったの」と語るキャロリーナ。

パーソナライズできるジュエリー

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自身のイニシャルを取り入れたスマートフォンケースを愛用するキャロリーナ。取材当日来ていたフーディーにも、イニシャルが。「ジュエリーは肌に直接触れるパーソナルなもの。私が作るジュエリーも、着用する人が自由にパーソナライズ出来るものばかりなの」。

旅先で感じる束の間の癒し、ジュエリーボックスの蓋裏には?

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手持ちのジュエリーを広げて見せてくれたキャロリーナ。ジュエリーボックスの蓋の裏には、キャロリーナの2人の息子の写真が。世界中を飛び回る彼女にとって、この写真が力の源だという。

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