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エキシビション『ティファニー ワンダー』で知る

日本に魅了されたデザイナーたち

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エキシビション『ティファニー ワンダー』で知る

日本に魅了されたデザイナーたち

虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45階 TOKYO NODEでスタートしたエキシビション『ティファニー ワンダー』。約17年ぶりの日本開催となる大規模展覧会では、187年におよぶ歴史や日本との密接な関係性を知ることができる。

Louis Comfort Tiffany

1848年生まれ。アール ヌーヴォーを代表する芸術家。1902年に創業者の父が亡くなると、ティファニーの筆頭デザインディレクターに就任。五番街の本店にアートジュエリー部門を設立。ガラスを用いた作品の評価も高い。

2 藤の花を自邸でも愛でていたというルイス・コンフォート・ティファニーが手がけた「ウィステリア テーブルランプ」。
3 50代半ばからジュエリーデザインを始めた。その後創設したティファニーのアートジュエリー部門で手がけた作品も展示される。
4 ジャポニスムを表現する際によく用いられるトンボをモチーフに。羽や節々まで美しく作られたオパールのブローチ。

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Elsa Peretti

1940年イタリア、フィレンツェ生まれ。ローマでインテリアデザインの学位を取得。’69年にファッションデザイナーと共にジュエリーをデザインし、一躍人気を博す。’74年にティファニーと専属契約を結ぶ。

6 たびたび訪れた日本の思い出は日記にも記されている。素材やディスプレイからインスピレーションを得ていたことがわかる。
7 シンプルで官能性のあるデザインを得意とするペレッティ。和の素材が醸し出す静謐なムードに魅了されていた。
8 "日本への愛"と題された展示スペース。障子を思わせるほのかな灯りのもと、ティファニーと日本文化のつながりを知る。

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(右)座席を中央に配置したシアタールーム。大型画面では『ティファニーで朝食を』からバズ・ラーマン監督版『華麗なるギャツビー』(2013)が流れる。オードリー・ヘップバーンが着用したドレスやオスカー像も展示。(左)「US オープン」の銀のトロフィーもティファニー製。

 

人生最大の喜びをティファニーと迎える瞬間

"祝福"にまつわる部屋はふたつ。映画『ティファニーで朝食を』(’61)に始まり、ハリウッドスターや上流階級の顧客たちに愛されたティファニー。輝かしい世界の一部を映画館のような空間で眺めることができる。また、連なる部屋は優勝トロフィーとセレブリティの特注品がずらり。夢をかなえる喜びを感じさせてくれる。

(右)世界最大級のイエローダイヤモンドのうちのひとつ「ザ ティファニー ダイヤモンド」。これまでに5回のデザイン変更を経て、常にティファニーを代表する名品として輝いている。最新はジャン・シュランバージェの「バード オン ア ロック」にオマージュを捧げたもの (左)展示室のケースもダイヤモンドをイメージした硬質な素材からなる。

 

唯一無二の輝きを放つ最上級のダイヤモンド

石の採掘から、研磨、デザインまで工程のすべてを自社で担うティファニーのダイヤモンド。最近ではトレーサビリティの整備も進み、顧客からの信頼も厚い。このセクションではブランドが誇る歴史的なダイヤモンドの逸品が展示される。「ザ ティファニー ダイヤモンド」の最新デザインや研磨職人によるデモンストレーションも必見。

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