【カルティエ】永遠の名品ジュエリー&ウォッチ3選|「LOVE」、「トリニティ」、「タンク」

名だたるメゾンのタイムレスな輝きを放つジュエリーは、長く愛される名品ばかり。今回は、時代やトレンドに左右されない“一生もの”として名高いカルティエのジュエリーコレクションから「LOVE」、「トリニティ」、そして時計「タンク」にフォーカス。メゾンの美学が詰まった、今改めて手にしたい3つの名品を厳選してご紹介。

名だたるメゾンのタイムレスな輝きを放つジュエリーは、長く愛される名品ばかり。今回は、時代やトレンドに左右されない“一生もの”として名高いカルティエのジュエリーコレクションから「LOVE」、「トリニティ」、そして時計「タンク」にフォーカス。メゾンの美学が詰まった、今改めて手にしたい3つの名品を厳選してご紹介。

【カルティエ】のジュエリー、「LOVE」

ニューヨークで生まれた、“永遠の愛”のシンボル

カルティエの「Love」コレクション

© Cartier

1969年、デザイナーのアルド・チプロがカルティエ ニューヨークのためにデザインした「LOVE」ブレスレット。強い思いを封印するかのように、専用のスクリュードライバーでビスを止める斬新な発想で、愛のシンボルとしてジュエリー界に革命にもたらした。発売当時、ブレスレットを身につけた男女が手を取り合う広告が発表され、その大胆なヴィジュアルは瞬く間にニューヨークで話題となる。誕生から50年以上の時を経た現在も、 永遠に続く愛のビジョンは受け継がれ、メゾンの哲学を象徴する存在であり続けている。

ひと目で「LOVE」とわかるビスモチーフは、永遠の強い絆を象徴するもの。手首に沿うオーバルシェイプは回転せず、手の動きに優しく寄り添う。異なる幅のサイズや、イエロー、ホワイト、ピンクの3つのゴールドの素材の展開に加え、ダイヤモンドをあしらったモデルなど、さまざまなデザインでレイヤードを楽しめる。ブレスレットだけでなく、アイコニックなビスモチーフをあしらったリング、ネックレス、イヤリングなど幅広いアイテムがそろう。

しなやかに手首に寄り添うイエローゴールド

カルティエ、「LOVE アンリミテッド」ブレスレット

「LOVE アンリミテッド」ブレスレット〈YG〉¥1,491,600

2025年に登場した「LOVE アンリミテッド」は、ゴドロン装飾(古代ギリシャの柱の装飾に由来する、縦の溝やラインが連続する装飾技法)のような複数のリンクをあしらい、そこにアイコニックなビスモチーフを施したエレガントなジュエリー。人間工学に基づいたセカンドスキンのようなつけ心地を実現し、着脱がしやすいよう、目に見えないクラスプシステムを導入した。

【カルティエ】のジュエリー、「トリニティ」

100年以上語り継がれる、カルティエの不朽のアイコン

カルティエの「トリニティ」

© Cartier © Maud Rémy Lonvis

1924年、カルティエはプラチナ・イエローゴールド・ピンクゴールドの3本の環が絶妙に絡み合う、アイコニックなリングとブレスレット「トリニティ」を発表。カラーコンビネーション、リングのなめらかな動き、シンプルでありながらもシンボリックなデザイン——どれをとっても大胆な「トリニティ」は、発売から100年の時を経てもその美しさを失うことなく、モダンジュエリーの象徴として、そしてカルティエのアイコンとして、1世紀もの間愛され続けてきた。

この名作を生み出したのは3代目当主、ルイ・カルティエ。彼の比類なき創造力から誕生した「トリニティ」は、無駄を削ぎ落としたライン、完璧なプロポーション、明確なフォルムを完成させた、計算され尽くしたデザインが特徴だ。そしてただアイコニックなだけでなく、人間工学に基づいたなめらかな着け心地も兼ね備えている。

また「トリニティ」は飽くなき創造力を源に、そのデザインを絶えず進化させている点も特徴のひとつ。現在では3本の環のボリュームを自在に操り、スリムなものからボリューミーで存在感のあるものまで豊富に展開し、デザイン性の高いジュエリーも登場している。常に進化を止めず、人々の想像を超えた感動を与え続ける革新的なアティチュードが、「トリニティ」の底知れぬ魅力を支えている。

一生を添い遂げたい、アイコンリング

カルティエのジュエリー、「トリニティ」 リング〈K18WG、K18PG、K18YG〉

「トリニティ」 リング〈K18WG、K18PG、K18YG〉¥308,000 Antoine Pividori © Cartier

“ファースト トリニティ”として選ぶ人も多いクラシックモデルのリングは、「トリニティ」の普遍的な魅力を余すところなく堪能できる逸品。つけっぱなしにすることもでき、毎日のお守りとして身につけるのもおすすめ。

時には永遠の愛の証として、時には人生の節目で自分自身を奮い立たせるエナジャイズアイテムとして……身につける人によってその意味合いを自在に変えていく。

【カルティエ】の時計、「タンク」

イノベーティブにしてエターナル。時を刻むアートピース

カルティエの時計時計「タンク」

© Cartier

1917年に誕生した、カルティエが誇るアイコンウォッチのひとつ、「タンク」。戦車を上から見た時の構図に着想を得てデザインされたこのウォッチは、平行に伸びる2本の縦枠をキャタピラーに、ケースを操縦席に見立てたグラフィカルなルックスが特徴。絶妙な黄金比で描く長方形のフォルムはユニセックスな魅力に溢れ、自由とエレガンスにジェンダーは関係ないことを静かに訴えかける。

この完璧なデザインを生み出したのは、「トリニティ」と同じく、ルイ・カルティエ。タンクが誕生した20世紀初頭は装飾的な芸術様式、アールヌーヴォーの全盛期。しかし彼はあえてこの時代にアールヌーヴォーからの脱却を目指し、直線的でシンプルなデザインのタンクを発表した。その力強いデザインは芸術・文化の世界で称賛され、のちに1920年代から主流となる幾何学的な芸術様式、アールデコの先駆けとなったとも言われている。

そんなマスターピース・タンクは、ディテールも遊び心たっぷりだ。象徴的なローマ数字や、鉄道の線路を想起させる分目盛り、サファイアカボションがあしらわれた上品なリューズなど、どれを取っても抜かりない美学が宿されている。稀代のクリエイターでもあったルイ・カルティエによる革新的なアティチュードから生まれたタンクを身につける時、自然と背筋が伸び、挑戦的になり、自信を持つことができるはず。

時代の先を読む、サステイナブルなタンク

カルティエの時計、「タンク マスト」

「タンク マスト」〈ヴィーガンレザー、スティール、ケース33.7 × 25.5mm、光起電発電 ソーラービート™〉¥522,500 © Cartier

「タンク ルイ カルティエ」 の系譜を継ぐ、クラシカルなルックス。光起電発電 ソーラービート™ムーブメントと、ヴィーガンブレスレットを採用したサステイナブルな作りも魅力。イノベーティブなマインドをセットしてくれる、究極のモダンウォッチ。それこそがタンクの真髄と言えるだろう。

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