昔からフープピアスに目がない。多分2000年代初めのジェニファー・ロペスに影響されたのだろう。スタッズピアスでも、ドロップピアスでもなく、フープピアスが好きなのだ。
しかし、定番だからこそ、合わせ方に差が出るのが難点だ。ともすれば、80年代を引きずっている時代錯誤なスタイリングになりかねない。大胆で、グラマラスで、それでいて洗練されたフープピアスはないものか。
そんなことを考えながらネットサーフィンしていたら、ついに見つけた。ピアジェの “ポセション” だ。“ポセション” といえば、ピアジェを代表するアイコンジュエリー。リングの外周がクルクルと回る、あのシリーズだ。
通常のフープピアスと異なり、球体のモチーフ部分を横から差し込むため、安定感が高いほか、360度どこから見ても美しく見えるのも魅力。しかも外周にわずかにひねりが加えられており、キャッチの反対側は耳の後ろに来る。このツイストがかなりいい仕事をしていて、シンプルなデザインをぐっとプレイフルに見せてくれる。

ピアジェ コンタクトセンター
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art work: Tomohiro Muramatsu〈Sekikawa Office〉 text:Shunsuke Okabe