結婚を発表してハッピームード満載の、お笑い芸人のコットン・きょんさんがユーモアと本音で寄り添います! SNSでは店員役や上司役など、身近なキャラクターになりきった投稿が話題のきょんさんが、エディター えり子に扮してお届けするSPURのWEB連載「コットンきょんの愛とユーモアでお悩み解決!」。
第49回は、趣味がない自分に悩んでいるという、のらさんからの相談。まわりの人がキラキラして見えるとき、対照的な自分に焦る気持ち。えり子は、そんな彼女の心をどう受け止める?

きょん
お笑いコンビ「コットン」のボケ担当。
自身のYouTubeチャンネル『コットンきょんの人間観察ちゃんねる』では、様々な人間模様を個性的なキャラクターで表現し、人気を博している。
そんなきょんさんがお悩みに回答する本連載、SPUR編集部所属の中堅エディターえり子に扮して登場。えり子によるSPURエディターのファッションチェック動画はこちら!
▶【お悩み】「趣味でも作れば?」という何気ない言葉が辛いんです……

趣味がないことを同僚や家族に否定的に言われてから、「自分はおかしい人間なのでは?」と思うようになってしまいました。そんなことはないと思いたいのですが、元々ネガティブに考えがちなこともあり、時々苦しい気持ちになってしまいます。(のらさん・パート)
▶自分を責めないで。まずは肯定する日を作ってみよう!
えり子ね、昔から「趣味でも作ったら?」って言葉、すごく嫌いなんです。いや、分かっているんですよ。本人が一番分かっている。もしそれができるなら、とっくにやっているよ!って話じゃない? だから自分を否定することだけは、どうかやめてくださいね。何かに対する“好き”って気持ちは、年齢とは関係なく、ふと降ってくるものだと思うから。
ただ、何かを好きだと思う気持ちって、何もしていなかったら降ってこないもの。私は外出する時も、ただぼーっと街を歩くんじゃなくて、「へぇ~こんなお店できたんだ」とか、映画のポスターを見て「お、これ観たいかも」って小さく呟きながら歩いています(笑)。声に出すと、自分のアンテナがピーンと立ってくる気がするんですよね。最初はにわかだっていい。少しでも興味が湧きそうなものに、ピントを当ててみることから始めてみるといいかも。
趣味がない=自分はつまらない人間なんじゃないかって、どんどん自己否定しちゃうこともあると思います。そこで提案したいのが、“肯定デー”を作ること! たとえば曜日を決めて、水曜日だけはどんな自分も100%肯定する。空き缶を拾ったら「私えらい!」、肉野菜炒めを作ったら「今日もめっちゃ頑張ったじゃ~ん!」って、自分で自分に拍手してあげるの。これ、マジでやってみて。意識してやってみると、ちょっとずつ思考のクセが変わってくるから。
1日上手くいったら、次は別の曜日でもやってみようって少しずつポジティブになれるはず。それがだんだん増えていったらいいですよね。でも、あくまで自分のペースで、無理に焦らずでOK! そんなふうにマインドセットしていくうちに、ふと身近に趣味になり得るものがポッと湧いてくるかもしれません。まずは一歩、行動してみましょう!