エディターえり子になりきって、読者の切実なお悩みにお答えするSPURのWEB連載「コットンきょんの愛とユーモアでお悩み解決!」。 ショップ店員の熱烈ファンや会社の上司など、身近にいそうなキャラクターをSNSで演じるコットン・きょんさんが、恋愛や仕事、人間関係まで、幅広い悩みに対してユニークに向き合います。
第50回は、汗によるニオイに敏感になりすぎてしまうという、カラスミさんからのお悩み。通勤中や人と話す時、仕事終わりのご飯の時にふと「自分、ニオってないかな?」と気になってしまう、夏のあるある。誰にも言えないこの不安を、えり子はどう答える?

きょん
お笑いコンビ「コットン」のボケ担当。
自身のYouTubeチャンネル『コットンきょんの人間観察ちゃんねる』では、様々な人間模様を個性的なキャラクターで表現し、人気を博している。
そんなきょんさんがお悩みに回答する本連載、SPUR編集部所属の中堅エディターえり子に扮して登場。えり子によるSPURエディターのファッションチェック動画はこちら!
▶【お悩み】私の汗、ニオっているかも……と気になっちゃいます

最近暑くなってきて、外に出るとすぐに汗をかいてしまい、目的地に到着する時にはヘトヘトに。いざ仕事!と思った時、なんだか服のニオイが気になる……。これって自分?と思ってしまうと、意識して人との距離を取ったりしてしまいます。すぐ家に帰ってシャワーしたくなり、仕事後の予定も入れたくない。汗のニオイが気になって仕方がないこの憂鬱な気持ち、どうしたらいいでしょうか?(カラスミ・出版業)
▶ちょっとの“宣言”で心が軽くなるかも?
いや~、その気持ち、めちゃくちゃ同意! 夏って、ちょっと外に出ただけで汗かくし、服の中がムワッとする感じ、ほんとに不快ですよね。「え、これ自分のニオイかも…?」って思っちゃうと、人と話す時も距離を取りたくなるし、シャワーを浴びに帰りたくなる気持ち、とても共感。
でもね、まず言いたいのは、自身のニオイを気にしている時点で、あなたは絶対にちゃんとしている人だっていうこと。本当に臭い人って、自分のニオイにすら気づいていない。人って30分もその空間にいると鼻が慣れちゃうから、「これ自分?」って気付ける感覚があるだけで、もう勝ちです。むしろあなたは“配慮できる側”の人なんです。
私もたまに、今日ちょっと口臭ヤバいかもって思ったら、「ごめん、ニンニク食べたから臭かったら許してね」ってサラッと言うようにしているんです。いわゆる、ニオイ宣言! 自分から言っちゃえば場が和んだり、相手も「あ、気にしてくれているんだ」って思ってくれる。笑ってもらえたら、それだけでこっちの心も少し軽くなる。もちろん、言えるキャラかどうかとか、その場の空気感もあるけど、もし可能なら「今日ちょっと汗かいちゃって……」くらい言ってみるのは、潔くて逆に信頼度が上がると思うんですよね。
この夏は「私、意識はちゃんとしているから大丈夫」って、ちょっと胸張っていきましょう。こんな猛暑なんだから、誰だって汗はかくもの。あんまり気にしすぎず、開き直っちゃうぐらいがこの夏にはちょうどいいんです!