エディターえり子になりきって、読者の切実なお悩みにお答えするSPURの人気連載「コットンきょんの愛とユーモアでお悩み解決!」。ショップ店員やダンス講師など、身近にいそうな個性的なキャラクターをSNSで演じるコットン・きょんさんが、恋愛や仕事、人間関係まで、幅広い悩みに向き合います。
第43回は、看護師として働く40代のすみたんさんから、職場の若い人々との向き合い方についての悩み。仕事の際、部下を注意するとパワハラと取られてしまうこともある昨今。働きづらさを感じる先輩世代の苦悩に、えり子はどう答える?

きょん
お笑いコンビ「コットン」のボケ担当。
自身のYouTubeチャンネル『コットンきょんの人間観察ちゃんねる』では、様々な人間模様を個性的なキャラクターで表現し、人気を博している。
そんなきょんさんがお悩みに回答する本連載、SPUR編集部所属の中堅エディターえり子に扮して登場。えり子によるSPURエディターのファッションチェック動画はこちら!
▶【お悩み】職場の後輩に気を使い過ぎて、疲れてしまいます……

私は40代、二児の母です。今の職場には20年ほど勤めています。最近は、20〜30代の若い世代の部下が多く、私と同じ40代は4人ぐらいしかいません。子供も大きくなり時間に多少の余裕があり、仕事を多く任されています。仕事は苦痛ではないのですが、若い子が多い今の環境が、非常に居心地悪いです。何かあればすぐにパワハラと言われてしまうことを恐れて、意見もあまり言えません。かえって気を使ってしまい、自分が疲れてしまいます。どうすれば、ちょうどいい距離感で接することができるでしょうか?(すみたん・看護師)
▶些細なコミュニケーションこそ、相手の人柄を理解するためのカギ!
大・大・大前提として、あなたが働いているのは、失敗が許されない医療現場。必要なタイミングで怒ることはまったく悪くないと思います。命に関わる大切な仕事なんだから。すみたんさん、あなたは間違っていないから大丈夫! そのままのあなたでいて。でも時代が時代だから、ちょっとした発言や行動に気をつけないと、大事になってしまうことがありますよね。難しい世の中……。
文章から察するに、きっとすみたんさんは真面目な方なんだと思うんです。だから大切な仕事を任されるし、リーダーシップをとっている。だけど少しだけ、裏でのフォローやコミュニケーションが足りないってことはありませんか? 仕事に関係ない、さりげない会話や雑談。まあ無駄っちゃ無駄だけど、相手の人柄を理解できる大切な時間だと、個人的には思います。若い人同士の会話についていけないな〜ってこちらから壁を作ると、思っていたよりも高い壁になっちゃったりもしますよね。
そんなときに、エディターえり子からの唯一のアドバイス。それは「差し入れせよ!」。「あそこのお菓子屋さんで買ったクッキー、めっちゃおいしかったからあげる!」って言って甘いものを渡したらイチコロよ(笑)。騙されたと思ってやってみて。そこから自然と、色々な会話が生まれるはず。それが続くとお互いを知る機会が増えて、仕事ももっと円滑になっていくんじゃないでしょうか。
いきなり後輩と絡むのって難しいしちょっと照れちゃうだろうけど、まずは少しずつ、水面下で意識し始めるところからでも。差し入れのお菓子に悩んだら、えり子いつだって出動しちゃうから!