華人文化をモダンに解釈した注目店から自家農園のオーガニック食材、さらに繊細な味わいのロースタリーやローカルなスイーツまで、バンコクはカフェ天国！ ソーシャルメディアが盛り上がる国らしく、メニューや内装のビジュアルも抜群。多様な文化が感じられる5つのスポットをお届け
Citizen Tea Canteen
＂温故知新＂を体現するクリエイティブな一軒
伝統文化のアレンジを得意とする人気クリエイター、Saran Yenpanyaさんが仕掛けたのは名物タイティーのカフェ。レトロカルチャーからインスパイアされた空間や食器も楽しめる。「自分が手がけるサステイナブルブランド、Citizen of Nowhereのショールーム兼カフェのつもりで始めました。パンデミックを通じて、人が集えるコミュニティスペースになればと考えるように」。タイティーは、スペシャリストがブレンドした4種類の香りを試しながら選べるのもうれしい。クロスステッチで描かれたヌード画で覆われた2階もお見逃しなく。
1 寅のモチーフは店舗の隣にある廟が着想源。こちらで使われているグラスやバスケット、スツールの座面などは購入することもできる
2 オリジナルのLoose tea฿350
3 Citizen of Nowhereのアイテムは、タイの伝統工芸やデッドストックの素材を使用。ゴザのバッグ฿4,900
4 アイスティーには南部の、ポットで提供されるホットティーは北部の茶葉を使用。スタッフお手製のスイーツとともに
5 人気インテリアデザイナーでもある、オーナーのSaran Yenpanyaさん
DATA
762 Vanich 2 Alley, Talat Noi, Samphanthawong,Bangkok, 10100
電話番号：+66951196592
www.citizenofnowhere.info
Boyy & son Cafe
モダントロピカルな人気ブランドのカフェ
ミラノ拠点のアクセサリーブランド、Boyy。共同設立者のWannasiriさんはタイ出身だ。エラワン近くのGaysorn Village店はカフェを併設。自家製グラノーラのヨーグルトボウル（฿230）のようなオールデーブレックファストや、タイ産オレンジを使ったシフォンケーキ（฿150）などのスイーツが揃う。見た目もあでやかなオリジナルドリンク（฿140）とともに。
6 ココナッツで包んだクロワッサン（฿130）は練乳がたっぷり詰まった一品
7 落ち着いた色合わせの定番バッグ฿36,900
8 Boyyらしいモダンな店内に、熱帯魚の水槽やガラスの魚がトロピカルムードを演出
DATA
999 Gaysorn Village, G Fl., Ploenchit Rd., Lumpini, Patumwan, Bangkok, 10330
電話番号：+6622538300
www.boyy.com
BaHao Tian Mi
人気バーのスピンオフ。新感覚の豆乳プリン
グリーンの円形エントランスがひときわ目を引く「BaHao Tian Mi」はチャイナタウンの新世代スイーツスタンド。ナナ通りにあるバー「BaHao」のデザートが人気だったことで誕生したスピンオフ店だ。パンナコッタのような食感の豆乳プリンは、定番のクコの実やリュウガンをのせたもののほか、黒ごまにさらにセサミソースをかけて食べるものも。ここだけの味を楽しんで。
9 店内のグラフィックも必見
10 シーズンごとの限定メニューは必食。写真は11月の期間限定メニュー、「トフィー・ナッツ・ラテ・プディング」（฿148）。12月は「バノフィー」のプリンを予定
DATA
8 Phadung Dao Rd, Samphanthawong, Bangkok, 10100
電話番号：+66979954543
Instagram: @bahaotianmi
Nana Coffee Roasters
ロースタリー文化を感じたいならここに
コーヒー激戦区のバンコクで複数店舗展開する注目のロースター。こだわりの豆とローストが魅力だ。ファッショナブルなエリアであるこちらのAri店では週末になるとDJも入り、流行に敏感な層も魅了する。Bang Na地区にはさまざまなドリンク体験のできる巨大店舗も。「バリスタチャンピオンも常駐するので、ぜひ遊びに来てください！」とオーナーのWasinさん。
11 北部チェンマイ産の豆をシングルオリジンで味わう（฿250）
12 オープンなテラス席
13 凄腕バリスタたちが集い、丁寧に一杯ずつ淹れる
14 バリスタ選手権に挑戦予定というオーナーのWasinさん
DATA
24/2 Ari 4 Alley, Samsen Nai, Phaya Thai, Bangkok, 10400
nanacoffeeroasters.com
Patom Organic Cafe
緑があふれる、大都市のオアシス
住宅地、トンローを縦横無尽に走る小道を進むと、緑あふれる開放的な空間が出現。 ガラス張りのカフェからは広い庭が望め、晴れた日にはレンタルのゴザを敷き外で楽しむ家族連れも。バンコク周辺にある自家のオーガニックファームから届く食材を中心としたメニューのほか、モンローズのシャワージェルなど、オリジナルのプロダクツも人気。
15 吹き抜けのカフェではスイーツのほか、タイフードも。スキンケアアイテムも好評
16 オーガニックソーダ（฿95）は色鮮やか。ココナッツコーヒーもおすすめ
17 タイデザートのアフタヌーンティーも華やか（スイーツ1点฿12〜）
DATA
9/2 Sukhumvit 49/6 (Soi Prompak), Klongtan-Neur, Watthana, Bangkok, 10110
電話番号：+6620848649
www.patom.com
